炎
ゲームが開始してから三日目Fは犯罪組織の支援と万能サポートをしてくれているジェラの元完璧なまでの結果を残していた。
「で、奴の動きは変わらないのか?」
『ああ………こっちは遠距離から望遠鏡で監視してるってのに手を振られた…………………奴は何者なんだ、直ぐこっちの監視に気づきやがって不気味でしょうがねぇ』。
「ですが衛星なる物からの監視は気付いてません、それにネットワークの動きはこちらは把握済みですので優位は変わらないと思われるますね。」
ジェラが複数のモニターとインカムからの伝達から高速でデータ処理をしてFに話しかけて来た。
「まぁ、そうだが何があるか分からないのが奴の頭脳だと言ったのはジェラだろ。」
「えぇぇ、あのクソは本当に頭の回転は早いですからね。」
Fは安心した表情でケーキをパクつくジェラを見た、この三日で多くの事が起きていた。
Fがまず驚いたのはジェラのいた世界は味覚がなかった事だ食事は唯の生命維持の為だと、最初の食事の時味がある事に物凄く感動してエンヴィーをジェラは裏切るにいたった。
『………引き続き監視は続けやすが、?!奴がパソコンを操作しないで何処かに電話し始めやした!。』
Fが監視者からの報告と共にFの携帯に電話がかかってきた。
『相変わらずの監視ご苦労、さてあと6時間でゲームの終焉だ最後の晩餐は楽しんだかな?』
「ああぁぁ、お前の使い魔には楽させて貰ったお陰様で楽しいゲームだった。」
Fはジェラのスーパーコンピューター並みの処理速度と情報能力で最初こそ最後のつめは自分で行っていたが途中から全ての処理を任せた。
そして残った時間は快楽の限りに遊び回っていた。
『うむ?それは残念だ、私はかなり疲れてな最後は私の大好きな酸味の効いた料理がとても欲しいのだよ。』
「ふーん、ならその料理を用意して置こう、俺の祝勝パーティーにな。」
Fは既にエンヴィーの達成数を把握していて既に完勝している事に優越感からエンヴィーを下に見ていた。
『随分な自信だな、では今夜の"火の祭り"で会おう。』