帰還(2)
投稿……久々……本当に申し訳ございません
ダンジョンを出てから数時間……出血のし過ぎで、疲労困憊を体現したかのような俺は、ヴィスタに引きずられる形で帰路を辿っていた。その所為か、帰りの方が時間がかかってしまった。
「やっと村が見えてきたわね……体をはやく綺麗にしたい」
アニカの台詞から解るが、今の俺たちは砂埃や血液(主に俺の)で汚い。魔法で綺麗に出来るが外では意味が無いとのことでそのままの状態で帰って来たのだ。
「これで依頼は完了……ようやくゆっくり出来るんだな」
「僕に引きずられてたくせになに言ってるのさ……」
(俺にとっての)長く、苦しい依頼の終わりが見えて、思わずため息混じりの言葉が漏れるが、ヴィスタに突っ込まれてしまう。だが、これだけは言いたい。
「引きずられるのって意外とキツいぞ? 木の根っこや石とかにぶつかるし、服で首が絞まるし…………いや、文句言える立場じゃないけどさ」
そんな俺の突っ込みは無視されてしまった。まあ、本当に文句を言える立場じゃあないんだけどね? 身長が俺の胸位しかないヴィスタに背負って貰おうなんて思ってはしないし、置いてかれないだけでもありがたいんですけどね? けど、痛いものは痛いのだから仕方がない。
「それなら、そろそろ自分で歩くかい?」
「…………そうする。こんな姿を見られるのもあれだし、失った血の補充もそこそこ出来たし」
未だにふらつきはするものの、歩けない程のものではないため、俺はゆっくりと立ち上がった。そして、凝り固まった体を少し解すように動かしていき、現在の感覚に慣れさせた。
「………………よし、こんなもんかな? お待たせ。今の状態にも慣れたし、普通に歩くことはできるよ」
「相も変わらず器用なことをするよね。自分の状態に合わせて体を動かすなんて僕には考えもしない事だよ。治す方が早いしさ」
「私も似たような事はある程度出来るけど、こうも完璧に普通を装うことは出来ないわ」
ふらつく体に合わせて体を揺らすことで、真っ直ぐ歩く俺に感心したように……されど呆れているかのように話す二人には悪いのだが、思考は鈍ったままなので上手く反応が返せない。それ故に
「日本にいたときからの慣れだから……」
と言葉足らずの説明にもならない返事をしてしまう。しかし、二人も理解しているため苦笑いを浮かべ
「あまり無理はしないように」
と子供に言い聞かせるかのように頭を撫でてきた。それは恥ずかしさもあったが、確かに感じる優しさは温かく、二人にはかなわないなぁと思った。
結局、後の報告や面倒くさい報酬についてなどはアニカが引き継いでくれた……俺は思考がまとまらなかったし仕方がないね。
ネタが思い付いたと思ったら文字に出来なくなっていた……ツラい……書きたい……文才が欲しい




