ダンジョン(3)
遅い,短い,クオリティが低いの三拍子が揃ってますけど読んでくだされば嬉しい
転移魔法の罠が発動したと思ったら目の前に魔物の群れがいた件について……
「フム……フロックウルフか」
「確か……単体では大したことないけど群れると強いとかいう」
少し嬉しそうにヴィスタが魔物の名を呟くが、名前を聞いた俺は頬がひきつったのがわかった。
「そうね。こいつらは群れれば群れるほど動きが良くなるから面倒臭いのよ」
今しがたアニカが説明した通り、群れるほど強くなるのがこのフロックウルフだ。そして、目の前には数え切れない程の群れ。俺は、二人程余裕を持てはしない。ぶっちゃけると
「……ヤバイ」
死ぬことはないだろう……スキルの所為で。しかし、ボロ雑巾にされる未来しか思い浮かばない。
「逃げるか」「追撃しようか」
俺とヴィスタで正反対の意見が出た。
「何で追撃になるんだよ!? 俺のこと考えてくれ。あっさりとサンドバッグにされるから!」
「何をいってるのさ! 折角の集団戦の訓練を不意にするの!? 滅多にない機会なんだし戦おうよ!」
ヴィスタがこの状況をただ楽しみたいだけだろうと突っ込みを入れようとするも出来なかった。フロックウルフが目の前まで来たために追撃せざるを得なくなったためだ。
「タクマ……できる限りのフォローはするから頑張って」
アニカがそう言ったのが聞こえたが、俺には返事をする余裕がなかった。
「クソッタレェ!」
しかし、俺は知ることになる。この程度はまだまだ地獄の入口でしかなかったことを……
* * *
私の目の前では、破れかぶれになりながら戦うタクマと楽しんで戦うヴィスタがいる。タクマはヴィスタの所為でボロボロだが何とか集団戦のコツを掴めたのか動きが良くなってきている。ハッキリ言って彼は凄い。天才ではないが秀才と言えるだけの戦闘の才能がある。普通の人間には、決して真似出来ない方法で訓練を積めるからだろう。まさに体で覚えている。
「まあ……それだけじゃないけど」
「グホ!」
また大怪我だ。けれど、彼は怯まない。スキルで治ると言っても普通の精神では体が硬直したり恐怖を抱き動きが硬くなるはず……しかし、それが彼には無い。狂っていると言っても過言ではない。
「私も人のこと言えないけど……ね!」
フロックウルフの首を切り落とし…………数多の命を奪いながらこんな冷静に考え事をしている時点で私も狂っているはずだ。もし狂っていなくとも、地球に馴染む何て出来やしない。
「にしても……ヴィスタは楽しそうに戦ってるなぁ」
戦いが楽しいと言う感情は、私も彼も解らないだけ未だましなのかも知れない……地球に馴染むことが出来なくとも擬態くらいなら出来そうだ。
また更新速度が遅くなった……頑張らねば




