ダンジョン(2)
やっと書けた
ダンジョンに突撃してから三十分程……なんていってみたが時間はよく分からない。日が入らず、このダンジョンでの時間経過を正確に把握出来ないのだ。魔物とちょいちょい出会うのだがそれだけで、たいしたことがない。そんな事で、俺達は暇をしていたのだが、アニカが唐突に質問をした……ヴィスタにだが
「そういえば……魔光石についてなにか知ってる? 私は、ダンジョンにある不思議と光る石……位の認識なんだけど。取り出してもただの石になるしで何もわからないのよね」
「魔光石? ダンジョンを照らしてるこの光りのこと? そんな名前なんだね。詳しくは僕も知らないよ。解ることといえば……空気中の魔力を吸い込んで光ってる事くらいかな? 石自体には特殊な仕掛けはないけど、ダンジョン自体に仕掛けがあるみたい」
ヴィスタの前置きに偽りがあった……ガッツリと詳しく教えてくれた。
「ダンジョンに入るのが初めてで、俺は何も解らないけど絶対にパッと見で解らないよな……その情報。何で探知の精度が一番低いヴィスタが解るのさ」
「僕がどんな存在なのか忘れたの?」
その答えだけで理解した……神様ですもんね
「つまり、探知とかではなく神としての権能で調べたのね」
「その通り! 冒険に関係無さそうな情報なら調べるのはこれで十分! こんなこと自分で調べても楽しくないしね」
そう言ったヴィスタはとても素敵な笑顔でした……
* * *
魔光石について話して数分後のヴィスタ…………
「ここら辺の魔物は弱いなぁ」
更に数分後…………
「飽きてきた! 弱い魔物を蹂躙するのは一瞬で良いのに! ずっとこんなの飽きるに決まってるって!!」
ヴィスタが頭を抱えてウガァッとなったと思ったら、態々避けていた罠を片っ端から作動させ始めた。
「何やってんだ!?」
落とし穴(木の杭が見えた)がボコボコ作動して,矢が飛んできて,槍が飛び出してきて,魔物も呼び寄せて…………一瞬で地獄が完成した
「ヤバいヤバいヤバいヤバい!!」
俺が必死に逃げ惑う中、ヴィスタは楽しそうに作動させた罠を避けて、魔物も倒している。アニカは余裕を持ちつつ罠を避けていた……修行にいいかもなんて呟いたのは気のせいだと思いたい。
「ごふっ!」
槍が刺さったがすぐさま抜いて魔物に投げつける。毒が無いのは助かる……治すのに時間がかかる上に、下手をすれば動けなくなって罠を避けれなくなる。
「よし! 罠を追加するよ!!」
「待ってくれないかなぁ!?」
「タクマがピンチだからストッ………あ」
俺の叫びを無視してヴィスタが更に罠を追加した……そして、床が光り始めた。
「………え」
「これは……転移の罠かな?」
「何処に跳ぶかな?」
何でヴィスタはワクワクしてるのかなぁ…………
最近の主人公が不憫すぎるけど……仕方がないよね!




