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長い夜の終わり

「無事に鬼兎火たちの方も成功したようじゃのう」


「せやな。後は点門を開いて、光君たちを帰さんと」


「おい、こら櫻真……お前、主として鬼絵巻を回収しろや! 点門くらい姉さんが開いてやっからよ」


 結界が無事に維持できた事にホッとしていた櫻真たちの元へ、不貞腐れた様子の葵がやってきた。


「姉さんが点門を開きはるの?」


「おう、そうだ。しかも姉さんは偉い事に一番邪魔してきそうな、地味眼鏡を結界の中に閉じ込めておいてやったんだぞ。その苦労を無駄にするとか言わないだろうな? むしろ、鬼絵巻の存在を忘れとったぁーーとか、すっとぼけた事を言わないだろうなぁ?」


 ジト目で自分を見てくる葵に、櫻真はたじたじになる。

 こんな目をされたら、素直に「忘れてた」とは言い難くなる。


「……ちゃんと覚えとるよ。行こう、桜鬼」


「うむ、そうじゃのう」


「けっ。本当かよ? ったく、櫻真の奴は怪しいからな」


 葵の疑いの視線から逃れるように、櫻真はそそくさ鬼絵巻の気配がする方へと向かう。


「何で姉さん、俺に鬼絵巻を取らせたがるんやろ?」


 ふとした疑問を櫻真が口にする。

 確かに葵は前に自分を櫻真の味方だと称してきた。

 しかしどうしても櫻真には、葵に対してきな臭さを拭い切れない。


「確かにあの者は胡散臭いが……奴が言っておる事も正論と言えば正論じゃ。とは言え、今ここで鬼絵巻を回収したとしても、完全に妾たちの物にはならぬがのう」


 溜息混じりの桜鬼が、横目で櫻真の事を見てきた。

 櫻真はそんな桜鬼に少し、驚いた表情を浮かべた。


「桜鬼も分かってはったんやな?」


「……櫻真も妾の事を少し侮り過ぎじゃ。主が薄々何を思っているかくらい、分かるぞ。魑衛たちと改めて戦う気じゃろ?」


 自分の真意を見抜いてきた桜鬼に櫻真が苦笑を溢す。


「一応、まだ一時休戦中やから。その時に俺が鬼絵巻を取ってしもうたら、何かフェアやないやん」


「全く……櫻真は本当に義を重んじる性分のようじゃのう……好感は持てるが、たまに焦れったくもなるぞ」


 溜息を吐き出して嘆く桜鬼。

 しかしその割に、桜鬼は櫻真の意見に異を唱えては来ないし、凄く不服そうにも見えない。

 きっと桜鬼も心の底では、自分の意見に賛同してくれているのだろう。


 そんな桜鬼に感謝の念を抱きつつ、櫻真は地面に落ちていた鬼絵巻の前まで来た。

 隣に立つ桜鬼が自分たちの契約書を取り出す。


「櫻真、まず櫻真が鬼絵巻に触れるのじゃ。さすれば、その鬼絵巻は櫻真の物となる」


 桜鬼の言葉に櫻真が頷き返す。

 丁度、その時に葵が外に繋がる点門を開いたのが分かった。


 これで、この長かった一日がようやく終わる。


 まだ瑠璃嬢との戦いは控えているが、今はそれよりも……この状況が終わる事を喜ぼう。

 そして、櫻真の手が鬼絵巻に触れようとした。

 だがその瞬間に、地面に力なく転がっていた鬼絵巻に異変が起きた。

 地面に転がっていた鬼絵巻が赤く光り出し、物凄い勢いで何処かへと飛んで行き始めたのだ。


「えっ、何?」


「どうしたのじゃ? 櫻真?」


 驚く櫻真が目で何処かへ飛んで行く鬼絵巻を追う。

 鬼絵巻が飛んで行く先、そこに居るのは……色々と文句を佳に言っている光だ。


「まさか、光君の方に行こうとしとるん?」


「いいや、違うぞ! 櫻真! 鬼絵巻はこの点門から出て、新たな宿主を探す気じゃ! まだ力が僅かに残っていた様じゃ!」


「そんな事ってあるん?」


「うむ。極々稀にのう」


「稀にって……」


 つまりそれは起こる可能性が低いという事だ。

 まさか、そんな確率に当たってしまうなんて……運がないにも程がある。


 けれど、今はこの状況に嘆いている暇はない。


 櫻真と桜鬼はすぐさま点門へと飛んで行く鬼絵巻を走って追う。

 そこへ、魑衛と共にこちらに向かってくる瑠璃嬢の姿があった。


「何で、鬼絵巻がまた動き出してるわけ?」


「桜鬼の話やと、新しい宿主を探す気みたいやわ」


「はぁ? そしたら、この苦労が水の泡になるじゃん」


「俺にそんな事言われても困るわ」


 こちらを非難する表情を浮かべてきた瑠璃嬢に、櫻真が苦い顔を返す。

 今の状況に嫌気が指しているのは、自分たちも同じだ。


「瑠璃嬢、君の徒労を無駄にはしない。絶対に」


「ふん。そんな気持ちは妾とて同じじゃ。絶対にこの鬼絵巻、手に入れさせて貰おうぞ。良いな?」


 桜鬼が瑠璃嬢を抱え走る魑衛に、「一時休戦」の解消を暗に伝えている。


 そして桜鬼の意思を読み取った魑衛が、桜鬼を一瞥して、

「異論はない」

 と首肯してきた。


 これで、恨みっこ無しに鬼絵巻を取り合える。


 しかし、そんなやり取りの間にも鬼絵巻が点門へと接近していた。


「姉さん! 点門を閉じはって!」


 櫻真が走りながら、叫ぶ。


 点門の外に行かれ、振り出しに戻るなんて死んでも御免だ。

 既に佳たちは点門を通り終えている。それなら、一先ず点門を閉じて鬼絵巻の行く手を阻んだ方がいい。


「ほい、来た。がってん承知の助」


 葵がそんな返事をし、点門を閉じようと動く。


 しかし……


「ふごっ」


 点門を閉じようとする葵の腹に、鬼絵巻が勢いよく突撃した。


 葵が短い苦悶の声を上げて、そのまま後ろに吹き飛ばされる。


「散々他人に意地悪い事してるから、天罰だね」


 吹き飛ばされた葵を見て、瑠璃嬢がそんな言葉を口にする。

 櫻真もその意見には、同意した。


「しかも、そのまま気絶してくれれば良いのに……意識あるし。最悪」


 瑠璃嬢が辟易とした溜息を吐く。

 そして、この意見にも櫻真は同意だ。


 葵がさっきの突撃で気絶していたら、点門は半ば強制的に閉じていたのだ。

 しかし、点門は閉じていない。


 しかも、

「うぅっ、痛い。何で私がこんな目に……。肋骨が折れたかも、内臓出たかも。かなり痛い」

 などと、葵が自分の受けた痛みをアピールしている。


 痛いアピールが出来るのなら、点門を閉じる術式を唱えて欲しい。


 そして、鬼絵巻が点門の外へと消えていく。


「ああ、もうっ、最悪やんっ!」


 櫻真の不満が勢いよく口から溢れ出る。

 隣にいた瑠璃嬢からも、うんざりとした舌打ちが漏れている。


 だが、点門から外に出ようとした鬼絵巻の行く手を、点門から現れた一人の少女が阻んだ。というより、鬼絵巻を手で掴みとってしまった。


「えっ?」


「はっ?」


「どいう事じゃ?」


「まさか……」


 櫻真たち四者がそれぞれ、驚きの声を上げる。


 頬先辺りまで伸ばした薄茶色のふんわりとした髪に、クリッとした目をした明るい雰囲気を持つ少女の名前は、䰠宮儚(じんぐうはかな)

 滋賀に住む、櫻真たちの親戚の一人だ。


「はいっ、鬼絵巻ゲット。待った甲斐あったな? (かい)?」


 手中に鬼絵巻を収めた儚が後ろに立つ、腕組みをした男に目を向けた。

 魁と呼ばれた男は、黒髪でしっかりとした体型の長身で、端整な顔つきだ。


 けれど、その表情に威圧的な物はない。


 きっと、彼が儚の従鬼に違いない。


「アンタ、いきなり出てきて横取り? 随分とふざけた事してくれるじゃん」


 魑衛に降ろしてもらった瑠璃嬢が儚をきっと睨む。

 そんな瑠璃嬢に儚が不愉快そうに表情を歪めてきた。


「あーー、アンタが東京から来たっていう女やね? てかウチは横取りなんてしてへんもん。つまりアンタに睨まれる筋合いないわ。魁もそう思わん?」


「儚の言う通りだ。俺たちは自分たちに向かってきた鬼絵巻を手に入れた。それだけだろ?」


「随分と良い頃合いの時に来たものだ。まさか、その娘の力でこうなる事を見越していたとは考え難いが?」


 鬼絵巻を奪われた事で、怒りを顕にする魑衛。


 けれど魁はそんな魑衛の怒りに対して平然としている。むしろ微苦笑さえ浮かべているほどだ。


「魑衛、前よりも随分とやる気出てるな。まっ、お互い様か」


「黙れ。近距離戦ならば、お前より私の方に分がある事を忘れていないな?」


「ああ、分かってるぜ。ちゃんとな。けど、それは万全状態(・・・・)ならだろう?」


 口元をニヤリとさせた魁を魑衛が悔しげに睨む。

 するとそこへ、やや疲れた様子の桔梗が椿鬼と共にやって来た。


「睨み合うのは後でにしてくれはる? もう、鬼絵巻は儚に取られてしもうたし、まだ最後の仕上げが残っとるやろ?」


 桔梗が瑠璃嬢たちの方を一瞥した。その視線を受けた瑠璃嬢が辟易とした溜息を吐く。

 最後の仕上げとは、蓮条の事だろう。


そして瑠璃嬢も意味を察したように、踵を返して校舎へと向き直った。


「魑衛、行くよ……けど、アンタが手に入れた鬼絵巻を諦めたわけじゃないから。それだけは、先に言っとく」


 瑠璃嬢が儚へとそう言い残し、魑衛と共にこの場から離れていく。


「うわっ、感じ悪っ! 何なん? あの女?」


 瑠璃嬢の強気な態度に、儚が気分を害したように表情を歪めている。

 悪くなった空気を変えようと、櫻真が儚へと口を開いた。


「でも、ホンマに何で儚がここにおるん?」


「あーー、それは菖蒲さんから呼ばれたんよ。鬼絵巻が現れたからって。それで来たら、声聞力の気配はするけど、誰も居らへんし、ホンマに嫌やったんやから」


「そうなんや……」


「なぁ、そんな事より! ここに蓮条もおるん?」


「えっ、おるけど……何で?」


 少し目を輝かせながら、蓮条について訊ねて来た儚に櫻真が困惑する。


 すると、微妙に視線を泳がせながら、

「あっ、いや別に……ちょっと前に蓮条から櫻真と仲良くなったって聞いたから、もしかしてと思って」

 微妙な返答を返して来た儚。


 この反応は……


「もしかして、儚……蓮条の事……」


「ストーーップ! その先言うたらダメやからな? 分かった? ええ?」


 かなりテンパり顔を赤くした儚が櫻真の口を勢いよく塞いできた。


 櫻真が思っていた通り、儚は蓮条に好意があるらしい。そして、そんな儚の事を、彼女の従鬼である魁が「やれやれ」と言わんばかりに、苦笑している。


「わ、分かった。あっ、えーっと蓮条なら……」


 儚に気を使ったつもりだったのだが、そんな櫻真の言葉に彼女は全力で首を振って来た。


「いや、今はやめとく。こんな動揺してたら変に怪しまれるやん! だから、出直す!」


 顔を赤くしたままの儚が魁と共に点門の中へと消えていく。脱兎の如くとはまさにこの事だろう。

 そして最後に魁が櫻真たちに振り返って、気さくな笑みで手を振って来た。


「またな。近い内に会おうぜ」


「えっ、えっ、こんな去り方なん?」


 予想外な儚たちの退場に、櫻真が目を剥く。


 するとそこへ、

「クソ。あの地味メガネめ。儚まで手名づけてたのか。しかも、自分はとっとと別の点門で帰りやがって」

 お腹を摩る葵がブツブツと文句を言いながらやって来た。


 櫻真と桔梗がそんな葵に微妙な視線を送る。


「おっ、何だ? その微妙な視線は?」


「いや、別に。君の顔を見てると妙に疲れるんよ。櫻真君もそう思わへん?」


「……思います」


「何だと! 今回の姉さんは大活躍だっただろうが。ったく、蓮条が一回失敗した時は、シメてやろうかと思ったわ」


「元はと言えば、君と菖蒲ちゃんが起こした事態やない?」


 桔梗が含みのある笑みを葵に向ける。

 すると、葵が自分の失態を誤魔化すように葵が口笛を吹いて来た。


 葵を見ながら櫻真は、深い溜息を吐く。

 疲れがどっと押し寄せて来た気がする。

 そんな時、結界内で微震が起きた。きっと蓮条とこの結界を維持している媒体との繋がりを断とうとしているのだろう。


「向こうも準備が整ったみたいやし。僕たちは外で待機しようか? そうすれば、内側で何か起きても外からの対処もできるし」


「とか言って、お前だけ先に帰るつもりなんだろ?」


「君と一緒にしないでくれる? 気分悪いから」


 葵の茶々を桔梗がサラッと返し、点門へと消えていく。

 櫻真はそんな二人に続くように、桜鬼と共に点門を通る。

 葵が開いた点門は、鞍馬寺の本殿に繋がっていた。

 そこに人気はなく、山下にあるはずの民家の光もない。空にも厚い雨雲がかかっており、雲から落ちる小雨が地面を濡らしていた。


「後は、無事に蓮条君たちが出てくるのを待つだけやな」


「あっ、はい。あれ? でも先に出た祝部君とかは?」


 櫻真が界隈を見回して訊ねる。


 まさか、先に帰宅したのだろうか? むしろ、今は何時なのか?


 それすらも分からない。時間を気にしている余裕がまるでなかった。


「きっと、先に点門から出た菖蒲ちゃんが送ったと思うよ? そんな事を呟いとったから」


「菖蒲さんが?」


「意外やった?」


 桔梗に訊ねられ、櫻真は少し返答に困った。


 小さい頃から知っている菖蒲だったら、佳たちを送って行くだろう。

 けれど、当主争いが始まってからの菖蒲の行動は謎が多い。

 自分で鬼絵巻を取りに行かず、櫻真以外の人に鬼絵巻を取らせに行ったり、櫻真の疑問をはぐらかしたり……

 菖蒲の意図が櫻真には全く分からない。


「まっ、そうやね。今の菖蒲ちゃんが何を考えてはるのか分からんけど……ずっとこの状態が続くことはないよ。始まりがあれば終わりは来はるから」


 桔梗の言葉に、櫻真はいつか見た夢を思い出した。


「桔梗さんは、何か知ってはるんですか?」


「何かって何を?」


「菖蒲さんが何を考えてはるのか」


 思い切って櫻真が訊ねてみる。

 そして櫻真と同じく、桜鬼と葵が桔梗を注視している。


「……残念ながらって答えとこうか? 今の菖蒲ちゃんの考えを読むことは、そこにいる葵の考えを読むのに等しい事やから」


 肩を竦めさせた桔梗が葵を一瞥する。


 すると、葵がニッコリと笑って、


「おほほ。私の考えは口上通りよ。私はね、ただただ鬼絵巻の完成が見たいだけ。それだけよ。どこぞの地味眼鏡とは違うの」


 そう述べて来た。


「全く信用性に欠けるね。君は事態を厄介にさせる天才やから」


「あら、それお褒めの言葉として受け取っておくわ」


「どうぞ、お好きに。……話を戻すんやけど、櫻真君。今の僕が君に言えることは、果報は寝て待て、やね」

「むぅう。何とも歯痒い返答じゃのう」


 桔梗の言葉に桜鬼が焦ったそうに、眉を顰めさせる。するとそんな桜鬼を桔梗の従鬼である椿鬼が睨みつけた。


「我が主は、誠心誠意を持って答えています。むしろ、他力本願であるご自身の主に嘆かれては?」


 て、手厳しい一言やな……。


 椿鬼の一言は、桜鬼だけではなく櫻真にも刺さる。そしてそれに上手い反論が返せないのも痛い。

 椿鬼が言っている事は、間違いではないからだ。


 気になるなら、自分でそれを追うしかない。例え、先が見えずとも。


 桜鬼は必死に「櫻真を悪く言うことは許さぬ!」と抗議しているが、椿鬼相手に取り繕うのは難しそうだ。

 櫻真が桜鬼たちのやり取りに苦笑を浮かべていると、点門から勢いよく、蓮条、鬼兎火、瑠璃嬢、魑衛が出てきた。


 四人が出てきた瞬間に、開かれていた点門が大きく歪み、消滅した。

 まさにギリギリのタイミングで、四人は結界から出られたらしい。


「危ないところやったわ……」


「本当に。私もハラハラしていたわ。魑衛が失敗したらと思うと……」


「失敗したのは、貴様の主の方だろう」


そう言いながら、魑衛が鋭い視線で睨む。


「あら? 大元の術式自体に問題があったの。蓮条だけの所為じゃないわ」


「主の責任をなかった事にしようなど……見苦しいぞ? 鬼兎火?」


「言ってくれるわね? 貴方も力を集中させるのに、随分とまごついていたようだけど?」


 魑衛と鬼兎火が視線だけで火花を散らしている。

 通常であれば、刃を交えていたかもしれない。しかし、二人の従鬼はそうならず、にらみ合いだけで、事を済ませている。


 きっと、蓮条と瑠璃嬢の事を考慮しての事だろう。


 櫻真は一波乱が起きなかった事に、桜鬼と共に胸を撫で下ろした。

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