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ブラック・ユーモア編、ちきり伊勢屋

作者: ミスタートルコ

息子「凄いよお父さん、パンだよ!パンなんか今まで食べた事無えや」

「それにステーキまで出て来たよ!肉が食べれるなんて思ってもいなかったよ!」

父「これもかれも伊勢屋さんと言う人が竜宮城を立ててな、貧乏な人に恵んでくれるって言うんだ。伊勢屋さんには感謝しなきゃいけねえぞ」

これを隣で聞いていた伊勢屋の大旦那、高笑いを浮かべた。

大旦那「これが慈善事業ってもんだ。」

番頭「今まで高利貸しだの何だのやっていらっしゃったのに、どうして突然、慈善事業をやる気にしたんです?」

大旦那「それがな、占いに行ったら易者がよ、『貴方には死相がくっきり出ている、慈善事業を施せばひょっとしたら死をま逃れる事が出来るかもしれん』

と、こう言うんだ。だから慈善事業をしようと思ったけどな、命は惜しいけども、折角ここまで大店にした金を慈善事業の為に手放すのも惜しいだろ?」

番頭「はあ、」

大旦那「そこでな、俺は考えた。見てみろ、あいつらの食ってる物、アレは朝食で出たパンの食べ残し、パンの耳だぜ、それにな、あいつらの食ってるステーキ、アレはとっくに賞味期限切れなんだよ。懐は痛まず慈善事業も施せる。一石二鳥ってのはこの事だな、ハハハハハハ!」

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