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1つにまとめようかと最初思ってましたが一度投稿してしまおうと思った結果設定不完全なまま
一旦投稿してみました
一度意見もらって作り直したいなと考えてます
ある程度後半ストーリーは決まってます
名前考えるのがかなりきついです
登場人物
男 女
橋本 悠希 佐藤 花奈
阿部 仁 河原 愛
八田 宗介 七井 祐佳
田中 圭司 徳永 千奈美
とりあえず後日人物は追加
二倍にはなる予定です
以下本編
試合はロスタイムに入り、もう試合も
終わろうとしている。スコアは2-2
このままだと延長戦は間違いないだろう。
そんな中味方からの鋭いキラーパスを
受け取りゴールへとドリブル。キーパーとの一対一、ここで決めれば間違いなく勝てるだろう。
俺はシュートを打つために少しボールを右へとずらし
そのままシュート......を打とうとしたところで
「悠希!」
女の子の声で意識が覚醒した。
起きて目を開けるとそこには幼馴染の花奈と仁が
心配そうにこちらを見ていた。
この二人は何故心配そうにしているのだろうか。
「どうしたんだ?」
仁が答えた
「分からない、よくわからないんだ」
何を焦っているんだと思ったが
やっと違和感に気付いた。
「ここはどこだ?」
見た覚えのない場所だ。
見渡すととても広い空間に同じ高校の仲間が
集まっている。
出口は1つ、何故か半分ぐらいの奴が気絶している。
「一体どういうことなんだ....?」
花奈が答えた。
「わからないよ....わたしも気付いたらここにいたの」
状況が全くわからない。
大半が起き始めたところで端の方にあったテーブルのスピーカーから不快な合成音声が聞こえてきた。
「おはようございます、今日から皆さんには
私達の遊びに参加していただきます
もっとも、参加するのは皆さんだけですが」
少し前まで静かだったのが嘘のように騒がしくなる。
「どういうことだ」「早く家に帰して!」
頭の中で様々な思考が駆け巡る。
まずは聞きたい事を聞いてみることにした。
「俺たちに何をさせるつもりだ!」
スピーカーからまた不快な合成音声が響く。
「まずあなた方の状況から説明します。
いまあなた方がいるのは私達が作り上げた地下施設です、そしてしていただきたい事 というのは」
誰かが固唾を飲んだ。
「私達で作ったゲームです。不参加は認めません
左にダンボールが見えるはずです
ダンボールに名前が書いてあります」
左を向いてダンボールを見た
橋本悠希 と書いてあるダンボールを見つけた
一つ気になるのが妙にダンボール同士の間が
空いていることだ。
「各自自分の名前が書いてあるダンボールを確認してください、そこにルールブックや必要なものが入っています」
全員が言われた通りに従う。
中を見てみると、
白い携帯電話 小さく黒い本 そして赤い携帯電話
電池に携帯式の充電器も付いている
携帯電話は今となっては古いガラケーと呼ばれる物だ
黒い本はおそらくルールブックだろう
何故二つも携帯電話が必要なのか?
白い携帯電話を見た
見たところメールと電話帳以外の機能はなさそうだ。
アドレス帳を見てみると全員の名前が書かれている。
次に赤い携帯電話を確認する。
パブリック と書いてある
下に小さく
「覚えたら数字の1を押してください」とあった
小さく呟いた
「パブリック....か」
1を押すとパブリックという文字が消えた
ルールブックを開いて確認する。
「このゲームはパブリック と マーダー
に別れて行います。
パブリックは二人までしか殺すことは出来ません。
マーダーは朝10時までに
誰かを指定していただきます。
そしてその日中にその誰かを殺してください。
それが不可能であれば誰か二人を殺してください。
誰でも構いませんしやり方は問いません。
もしも誰も殺さず1日が過ぎたなら、あなたの腕につけている腕輪から毒が注入されるでしょう。
私からの命令は絶対だと考えてください。
守れない場合赤い携帯電話にあるアプリ
を使ってください。ただし無条件ではありません」
他にも何か書いてあるがもう読むのが辛い。
恐怖で泣いている子もいる。
千奈美が叫んだ
「なんであたしたちがそんなことしなくちゃいけないのよ!!」
答えは返ってこなかった
そんなことはどうでもいいとばかりに
「大体確認終わったようですね、
私達が退屈しなければ命令は届かないと思います
もう間も無くですので開始時間までお待ちください」
呆然とした。
これからどうすればいいんだろう。
全く頭が回らない。
どれだけ時間が経っただろうか。
スピーカーから音が聞こえた
「これより0時です。ゲームを始めます。
尚マーダーは3名います
ルールブックには書いてありませんがパブリック マーダーは両方裏切る事が可能です。
裏切るにはこの場所で赤い携帯でも白い携帯でも構いません。
00000000とだけ打って電話してください。
これは携帯の記録には残りません。
それではご健闘をお祈りしています」
始まってしまった。
花奈が近づいて来た。
少し良い香りが漂ったが何の気休めにもならない。
不安そうな顔で問いかけてきた。
「どうする?」
「どうしたら良いんだよ.....」
少し沈黙が訪れる
仁が口を開いた
「まずはルールを理解しよう」
確かに生きるためにはルールの理解は必要だ。
読んでいなかったところをまた開こうとした。
その途端眩暈がした。
でも、まだ死にたくはなかった。
だから、必死に耐えて最後のページを開く。
パブリックが勝利条件はマーダーの全滅
マーダーが勝利条件はパブリックの全滅
気付けば呟いていた
「何でこんなことしなくちゃいけないんだ...」
愛が声をかけてきた
「いまみんなで集まってるから三人もおいでよ」
「わかった、いこう」
二人を連れて歩いていく
真っ先に声を上げたのは宗介だった
「マーダーっていうやつは誰なんだよ!?」
誰もが気になっているだろう
だけど名乗り出るとは思えない
宗介が叫んだ
「マーダーとかいうやつは早く出てこいよ!!」
仁が言った
「落ち着けよって言っても無理だろうな....でもマーダーだって死にたくはないだろう出てこないんじゃないか?」
ガタイもよく喧嘩が強い宗介が叫ぶ事で気の弱いやつは完全に萎縮してしまっている。
これじゃ話し合いにはならないだろう。
宗介が次の言葉を発する前に言った
「これからどうする?」
宗介が言った
「そうだ....どっちか全員が裏切ればいいんじゃないか?」
確かにゲームはそれで終わるはずだ
千奈美が周りを見渡して、言った
「マーダーの人が名乗り出た方が早いんじゃない?」
初めて書きました