諦め
かなり遅れての投稿となってすみません!ちょっと忙しかったので…
ミンスールはまだ迷っていた。
ミンスール「全く、入り口はわかるところにないと困りますねぇ…私みたいな人のことを考えて設計してもらわないと…」
そんなことをぶつぶついいながら館の周りをうろうろしていると、急に目の前にナイフが飛んできた。勿論、彼は避けた。
ミンスール「おぉ、驚きましたな。まさかナイフが飛んでくるとは…」
そういってまた歩き出そうとした時
?「待ちなさい!」
再びナイフが飛んできた。
今度は彼はナイフを受け止めた。
ミンスール「誰がこんな物騒なものを飛ばしているのかと思えば、まさかメイドさんだとは…」
彼の前にはメイド服を着ている銀髪の女性を見てそう言った。
?「美鈴をどうしたの?」
ミンスール「美鈴……もしかして私が背負っている女性のことですか?」
?「ええ、場合によって貴方を殺すかも知らないけれどもね」
ミンスール「なかなか門を通してくれなかったので、少し戦ったところ、気絶してしまった…ところですかねぇ」
そういうとミンスールの胸にナイフが刺さり、ミンスールが倒れた。
?「今はこの館には一人たりとも入れてはいけないんです。殺してでも追い出すように言われているので」
そういってミンスールに刺さったナイフを抜こうとしたとき
ミンスール「ほう、ナイフを喉の動脈に的確に射つとは…素晴らしい腕前ですねぇ」
?「な、何故貴方が後ろに」
ミンスール「それは私が作り出した偽物ですよ。そうですか…今は駄目なんですか…仕方ないですね…今日は帰ります。二人の夢を見ることができましたし、ただ吸血鬼の夢を見れなかったのは、残念ですが…」
ミンスールが扉を出現させた。
ミンスール「一段落ついたらまたここに来ます。その時は土産物を持ってきますので、今回のような歓迎は止めてくださいね」
そう言うと、ミンスールは扉に入っていき、その扉が消えていった。
美鈴「う…うーん」
?「気がついた?美鈴」
美鈴「あ!咲夜さん!大変です!侵入者が…」
咲夜「もう帰ったわ。これを残してね」
美鈴「え、ってきゃあ!これ…」
突然その偽物が爆発して、一枚の紙が現れた。
咲夜「合格…って書いてあるわね…何かしら?」
ミンスール「彼女達の夢はかなり良かった。この分だと吸血鬼の夢も素晴らしいのでしょうねぇ…やはりこの世界に来る人は皆良い夢を持っていますねぇ…」
次回は楽園の素敵な巫女登場予定です!