ミンスール
もうひとつの作品はネタが行き詰まったのでかなり遅く更新予定です。しばらくはこっちがメインになりそうです。
幻想卿に昔からいる妖怪は二人いた。一人は妖怪の賢者八雲紫と妖樹の化身ミンスール。
この話は彼女と彼が作った幻想卿の日常をえがいていく…
森の奥にある寂れた屋敷で彼は暮らしていた。そこに一人の女性が入っていった。
?「おや、紫さんですか、久しぶりですね」
緑色の着物を着ている男ミンスールは読んでいた文文。新聞をたたんでそう言った。
紫「ええ、久しぶりねミンスール。ちょっと話をしたいんだけどいいかしら?」
ミンスール「ほう、何でしょうか?」
紫「以前幻想入りした吸血鬼達のことよ」
ミンスール「ああ、確か紅魔館でしたっけ?そこの方達がどうかしたんですか?」
紫「近々動き出すそうよ」
ミンスール「おお、急にどうしたんですか?」
紫「ちょっとそそのかしたら乗っちゃってね♪楽しみね」
八雲紫はクスクスと笑いながらそう言った。
ミンスール「一回会ってみたいですねぇ。確か湖の森の奥に館があるんでしたっけ?」
紫「ええ、貴方吸血鬼に興味持っていたじゃない?いいチャンスじゃないの」
ミンスール「わざわざありがとうございます。それではちょっと行ってきます」
そういうと彼は小屋を出ていった。
紫「ミンスールがあんな楽しそうなの久しぶりにみたわね…私と戦った時以来かしら…」
八雲紫がそう呟くと境界を開いてその中に入っていった。
森の奥に血のように赤い館、
紅魔館が立っていた。この館の門の前にチャイナドレスを着た女性、紅 美鈴が立っていた。
?「ふぁーあ、眠いけど明日までの辛抱だから起きてないとな…」
アクビをしながら美鈴はそう言った。お嬢様の為にここを守らなければ!そう考えていた。すると
?「すみません」
突然声がかけられて思わず
美鈴「きゃあ!?」
変な声を出してしまい、恥ずかしがりながら声が聞こえた場所を見ると、緑色の着物を着た男が立っていた。
美鈴「な、何者ですか!?ここは通しませんよ!」
?「すみません、自己紹介が遅れました。私はミンスールと言います。少しここの主に興味を持ったので会いに来ました」
美鈴「興味を持った…ていうか、なぜここを知っているんですか!?ここは八雲紫しか知らないはずなんですが…」
ミンスール「その紫さんから聞いたんですよ」
ミンスールという男は笑いながらそう言った。
美鈴「…ここは誰も通すわけにはいきません。もし通りたいのなら、私を倒してからにしてください。勿論、負けませんけど」
私は戦闘体制に入った。
ミンスール「私は話をしたいだけなのですが…仕方ないですね…足止めをさせてもらいますかね…」
そういうとミンスールは手のひらを地面につけた。すると突然地面が揺れ始めた。
美鈴「な、何をして…きゃぁぁぁぁ!」
私が揺れに驚いた瞬間に、地面から出てきた手に体を掴まれた。
ミンスール「ゴーレムという泥人形です。これが固まるとかなり硬度が増すので、抜け出すことが出来ませんよ。では通らせてもらいますね」
ミンスールは門を開け通ろうとした
美鈴「ちょっと待って!貴方は何者ですか!?」
ミンスール「私はただの物好きな男ですよ」
そういってミンスールはすたすたと門をくぐって行った。
感想、文句どんどんお願いしますm(__)m