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夏生詩集2

恋という字から

作者: 夏生

思いは変わります

常に

生きているんですから

なまもの、なんですから


思いの温度の高低

思いの鮮度は

食べ物より足が早く

本人さえ新鮮なものを

捉えたままにはできません



恋、という字は

心が変わると読んだ人と

心が変になると読んだ人が

いました


気をつけなさい、と


「あなた」しか見えていない

ままですと

妙なものを踏みます

えらいものにぶつかります


手を繋ぎたがるのは

その所為かもしれません


「あなた」でいっぱいになった

後の心

覚めた後の心が

本物です


ふわふわっと

地に足の離れた状態から

地に足つけて、そのかたさ

冷たさに我に返ったとき

見えたものが

本物なのです








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― 新着の感想 ―
[一言] 夏生さま 深いですね。 >地に足つけて、そのかたさ >冷たさに我に返ったとき >見えたものが >本物なのです 確かに。 恋に恋している間には見えないものが見えて、 そこで止めるか、続け…
2014/01/30 13:07 退会済み
管理
[一言] おはようございます! 読ませて頂きました。 》心が変わる 心が変になる なるほど〜、と思いました! 我に返った時、その想いの立ち位置がどこにあるのか。 奥が深いですね。 素敵な作品を、…
2014/01/30 09:57 退会済み
管理
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