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一般人の僕は異世界では大活躍!?  作者: Douke
第二章 「え、勇者?」
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パート 弐

 案内されたのは、他の部屋よりも少しだけ豪華な部屋だった。

 そこにはさっきの村長が、優しそうな顔で私とウーゴを出迎えてくれた。

「おや、これは勇者様のお連れの……。一体何かありましたかな?」

「ああいえ、別に大したことじゃないんですけど……。少しだけ時間頂けますか?」

「それはもちろん。どうぞ、そこの椅子におかけください」

 勧められた椅子に腰を預ける。椅子の上にはクッションみたいなものがあるから、なかなかに座り心地がいい。こんなクッション、家にも欲しいな……。

「それで、話とはなんですかな?」

「あの……、この世界について詳しく知りたいんです」

「この世界……?」

 村長は最初こそは訝しげに私の事を見てきたけど、

「分かりました。この老いぼれが知っている限りの事を教えて差し上げましょう」

 けれどすぐに了承してくれた。これもウーゴのおかげなのかな。

 でも、これでこの世界について知る事が出来るから、あまり深く考えないでおこう。

「まず何を知りたいですかな?」

「この世界について、全部です」


   ★   ★   ★


 ふむ……それではまず、この世界の主な勢力から教えましょうか。

 この世界は大きく分けて、二つに分かれています。

 まず一つ目は私たち、人間という種族。まあこれは言わずともお分かりでしょうがね。

 そしてもう一つは、モンスターという種族ですな。奴らは巨大な力を持ち、そして様々な種類が存在しております。

 私たち人間には奴らに対抗するだけの力を持っておりませぬ。なので、ほとんどの土地などはモンスターの領域となっているのです。

 それでは次に、今のこの世界の状況ですな。

 人間の技術力は著しく進歩したおかげで、なんとかモンスターと対等に渡り合えるようになりました。

 けれど、それはあくまで対等なのです。たとえ、モンスターを倒す事に成功したとしても、私たち人間は多くの犠牲を払わなければならない。

 それでも長い年月を掛けて、今こうして私たちのこんな小さな村でも、安心して過ごせるようになったのです――。


   ★   ★   ★

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