第十一章 違う記憶
第11章「違う記憶」です。
少しずつ、記憶を取り戻していく生徒たち。
しかし――
その記憶の中に、ある違和感が生まれ始めます。
「……本当に、こんなことがあった?」
果たして、生徒たちが見ているものは――
本当の記憶なのでしょうか。
それでは、どうぞ。
女子生徒も、他の生徒たちと同じようにゲームを進めながら、少しずつ自分の記憶を取り戻していく。
しかし――
他の生徒たちとは、何かが違う。
みんなが思い出している記憶と、自分の記憶が噛み合わない。
それは――
担任の水野先生の記憶だった。
他の生徒たちの目には、先生は冷たくて怖い先生として映っている。
しかし――
女子生徒の目には、優しくて生徒想いの先生として映っている。
「なんで、みんなと記憶が違うの?」
「私だけ……違う先生を見せられているの……?」
不安になる女子生徒。
この時、まだ彼女は知らない。
他の生徒たちと、自分の記憶の戻り方が違うことを。
そして――
このゲームに隠された、本当の恐ろしさを。
――――――――
一方、現実世界。
【事故から3日後】
病院の一室。
一人の医師が、モニターを見つめていた。
画面には、VR治療を受けている生徒たちのデータが表示されている。
「……順調だ。」
第11章を読んでいただき、ありがとうございます!
少しずつ明らかになってきた、生徒たちの過去。
しかし――
そこには、無視できない「違和感」がありました。
戻ってきた記憶は、本当に自分たちの記憶なのか。
そして、このゲームはいったい何を目的としているのか。
ここから、少しずつ謎が繋がっていきます。
引き続き、楽しんでいただけたら嬉しいです!




