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広島さっき隊  作者: 成実 恵梨
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さつき、研究所へ到着

 肩をトントンとされさつきは目が覚めた。身体が重く目が閉じそうだった。広島駅を出発した電車はまだ動いていた。時計を見ると午前3時を過ぎていた。「もうすぐ乗り換えです。降りるので準備をしてください。」起こされた5名はボーとする目を擦りながら降りる準備をする。電車の中から外の景色を見ることが出来なかった。窓の外が真っ黒だったのだ。「なぜだろう?」と思ったがそれはそのような仕様だった。担当者に訊きたかったがさつきは止めておいた。なぜだか、訊かない方がいいと思ったのだ。


 私たちは電車を降りるとそこは無人駅と言ってもいいような駅だった。車両は一両、真っ黒だ。改めて見ると、こんな電車を見たことなかった。少なくともさつきにとって人生初だ。見るのも乗るのも。私たちは荷物を持って降車した。


 「ここから更に電車で乗り換えなのだろうか?」と考えていると、担当者が言った。「ここからは車で移動します。」私たちは車へと向かう。車は2台あり、どちらも黒かった。しかも、ナンバープレートが外されていた。さつきは何か胸騒ぎを感じていた。ここから一体どこへ向かうのだろう?


 車は出発し、さつきは後ろの車だった。さつきともう一人の2名。担当者は前の車だった。私たちはどこへ行くのだろう?車は走って行く。時刻は午前4時を過ぎていた。さつきはまた眠くなり、そのまま寝てしまった。運転者は何も言わなかった。


 車は研究所へ到着した。さつきは荷物を持って担当者の話を訊いていた。研究所は3階建ての建物だった。私たちは一人一人宿舎を案内された。時刻が時刻なので私たちは休むことになった。仕事始めは明日からという説明を受けて、それぞれ宿舎へと向かう。今日1日は自由行動だと説明を受けた。「荷物を部屋に置いて、みなさん休んでください。」担当者はそう言った。


 さつきは自分の部屋へ行くと荷物を置いて寝ることにした。ワンルームだったが十分な広さだった。ベッドがあり、クローゼットもある。シャワー室とトイレ、そして、それとは別に離れた場所に温泉もあり食堂もある。部屋で自由に食事も出来るし、門限も無かった。「どうやらここでの生活はうるさい事は言われないようだ」と感じたさつきはようやく気が楽になった。後はどのような仕事をするのか、仕事に関することだけだ。それも詳細は明日だろう。今日1日自由にすればいいのだ。さつきは持ってきたノートパソコンを開いてネットに繋ぐ。動画サイトも自由に閲覧できるし、特に問題はなさそうだ。スマートフォンの利用も制限は掛からないようだった。生活は自由な環境が確保されていた。さつきは親へ連絡した。そして仕事は明日からと両親に伝えるのだった。


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