初めまして
〜アプリ〜
1年前王妃様に呼ばれ第1王子を紹介された時は舞い上がりました。
今は2つ侯爵家には男児のみが生まれ
2つある公爵には女の子がひとり
王子と歳が近い令嬢は公爵に1人しかいない
そうなればなるべく上の伯爵から声がかかる
伯爵くらいになると女のこはいっぱいいるけど...
私は自分でゆうのも変だけどすごく可愛い
だから絶対ステファニー様は私を好きになると思っていたのに!!
お茶会で知り合った男の子はみんな私に夢中だったもの。
まるで彫刻で彫られたような美しいお顔立ちに初めてお会いした時は天使のような女の子と手を繋いで歩いている所でご挨拶をしました。
美しすぎて緊張してしまいましたが表情は柔らかかったのです。
あのドキドキが忘れられずお父様にお願いしようやく夢がかなったのに
ステファニー様ったら無表情で 挙げ句の果てに私のお話中大きなため息をつかれましたの!!
頭に来ましたわ!
だっておかしいでしょ
こんなに可愛い私が話しているのですよ?
ほかの方でしたらもっと聞かせてくれとおっしゃるのにため息なんて屈辱です
得意の涙を見せれば王子だって態度が変わるはず
今までもそうだったもの
ポロポロと綺麗に涙を流し酷いですわと泣いて見せても面倒くさそうなお顔をなさるだけ
それに気づいたら王妃が私に謝ってくださいましたが許せません。おもむろに立ち上がり走り出しました
そこへアデル様がたまたまいらっしゃったので見てないふりでぶつかってやりましたの
アデル様最初は怒っていたようですが親身に私が泣いているのを見て話を聞いてくださいましたが。
もういいですわ。私ステファニー様へ復讐いたします。
アデル様をすきになります。そうすればアデル様も嬉しいはずです。
だって私はかわいいもの
〜アデル〜
いったいなもう!
王子の僕にぶつかって来るなんて不敬だぞ
ぱっと見ると同じ歳くらいの女の子
女の子には優しくなさい!!(ルーナ)と母上にいつも口酸っぱく言われているため見過ごせばきっとまた怒られる...
めんどくさいけど....
「大丈夫?どうして泣いてるの?」
彼女の手を引っ張り立ち上がらせようとするも、そもそも立つ気がないのかびくともせず泣いている。
しょうがないから屈んで様子を見ると怪我とかではなくなさそう。
可愛らしくて可憐な雰囲気だなぁと思っていると
基本女の子は好きだ 甘やかしてくれるし
ルーナは嫌いだ。他の子と違って甘えて来ないし俺に対して笑いかけてくることも少ない。まぁほかの女の子より可愛いのは認めるけど...
ふと女の子と目が合ってドキッとした。ルーナのことを考えてたのがバレたのかと...
「ぶつかってごめんなさい。」とポロポロと涙を流し謝られるのは悪い気はしない。
「さっき悲しいことがあって」
と突然話し始めびっくりしたが置いていける雰囲気ではなく隣に座り話を聞く 。
つまり兄上のために母上がこの子を呼んだけど、意地悪して兄上が追い出したとこの子はそう言っている
兄上は考えが読み取りにくいが意地悪ではない
勘違いをとこうとした時
「アデル様がこの国を収める方になればいいのに。こんなに真摯に話を聞いてくれる王様ならきっと国ももっと平和になりますね。無口で冷たい国王なんて独裁者みたいで怖いです」....大人だったら不敬罪かもしれない
でも国王になるのは兄上
小さい時からそう言われ続け初めて期待されたと思った
この子に対し悪い気はしない。むしろ高揚させした。
こんなに素直な子が嘘を着くはずがない
兄上は全てにおいて完璧だか
もしかしたら女の子には意地悪なにかもしれない。
だから母も口には出さないけど兄よりも俺に国王になってい欲しくて兄上が治らないところを口酸っぱく俺に言っていたんだ。
そう思うとくらい気持ちが晴れどんなに怒られても自分のためと思える。そう思えた
この出会いが屈折した考えを生みだし
今後大変なことをひきおこす。
まぁ勉強や魔術は兄に勝てず結局諦めてしまうことになるのだが...
〜ステファニー〜
目の前の女の子が泣いている意味が全く理解できない
初対面にもかかわらず挨拶もそこそこで急に話し出したから終わるまで聞いてあげようと静かにしていたし、自分の話ばかりで興味がわかなかったからルーナの事を考えた。僕より2つも年下なのに時折大人のような振る舞いをする理由やたまに泣きそうな時はいつもアデル絡みなのになぜ助けて欲しいと言わないのか。僕が頼りなさそうだからか...確かに筋肉もまだないし言葉で伝えるのは苦手だ。公爵はクマみたいに大きいしシトリンは同い年でありながらしっかりと伝えたいことは口に出しルーナに伝えているから安心できるのだろう。
はぁ
無意識のうちに出たため息だったため自分でも気づかなかった。
でも目の前の令嬢は泣いていて母は怒っている
追いかけるとアデルと楽しそうにしているし
結局女の子に考えることは全くよく分からなかった