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4年後

〜ルーナ10歳〜


あれから4年が経ちあの時と何ら状況は変わっておりません


変わったと言えばお兄様達がアカデミー入学したことでしょうか。

来年にはアデル殿下

再来年は私が



それから1番大事な事は私がアデル殿下と婚約をしていないこと...

打診は何度かあったのだけれど決してうんとは言いませんでした。


アカデミーとは王宮で管理されいる紳士淑女になるために小学校のようなもの

ジュエリー学園のような世界規模の留学生を受け入れる大きなものではなく小さな規模のもののようで休日以外は午前中の半日お勉強に行くのです


となると王宮へ連れていかれようが、公爵家にいようが陛下が連れて来るのはアデル殿下だけ嫌であっても、自ずと2人で過ごさねばなりません。

王太子教育の賜物でしょうか、最近は暴言は減ってはいるようですが私に対する嫌悪感何でしょうか?

お前がどうしてもと言うなら婚約してやってもいいが俺は絶対に嫌だからな

などと仰います。

特に望んではいないので構いませんが毎回言われるとなると快いものではありません。


今日は王妃様にお呼ばれされているため母も一緒に登城いたします。


〜リリアーナ〜

今日こそはカナリア様に婚約の話を決めて貰いたいわ。

かわいいルーナにも気持ちを聞かないと!!




王妃様公爵夫人がいらっしゃいました

入室するよう声をかける。

10代と言われたって納得出来るカナリア様。

昔からお綺麗だけど衰えないわねぇ

そして可愛すぎるエンジェル。名前の通り天使なのよ。最近は少し胸も膨らみ女性らしく綺麗になってきている。


「おふたりともようこそお越しくださいましたね。取っておきのティータイムおお約束するわ」


あっとゆう間に準備された最高級の紅茶やお菓子達

メイドたちを人ばらいし、たわいもない話をし早速本題へ


「ところでルーナ?あなた好きな人はいるのかしら?」



ブーと紅茶を吹き出さなかったのを褒めて欲しい

「おりませんわ。王妃様。何故ですか?」


「だってみんな13歳になるくらいまでには婚約者がいるものよ。公爵が恋愛結婚をお望みだとゆっていたら気になってしまって」


「アカデミーが始まってもないですしもう少し周囲との親睦を深めてからと考えてますの」

母が助け舟を出してくれ こくこくと頷く


「あらではそおゆうことなら!ルーナはあまり貴婦人たちのお茶会に参加したことがなかったけれど、同じ歳くらいの子達がお母様たちと来るのよ。王室主催のティーパーティーを開こうと思ってたので丁度良かったわ」

と胸の前で手を叩き嬉しそうに話す王妃様


「でもルーナはまだ早いですわ!同い年と言ってルーナより大きな子達が来るではあるませんか。例外を作っては周りが悲しみますわ」にっこり笑っているけど火花が見えます

普段おふたりはすごく仲がいいんです。

なぜこんなにバチバチかと言うと

シトリンお兄様が逐一アデルの暴言を母に伝えているため

最初こそは親友の子供と婚約を!敷いては結婚させたいと思っていたカナリアだが

母的にはアデルとは絶対婚約させたくないんだとか

それにお茶会なんて言ってしまったら求婚の連絡が絶えないと確信しているから。

年々美しく成長するわが子を心配しての事


それは王妃様だって同じこと。

自分の息子たちと結婚して欲しい!しかしアデルの事は王妃様も知っている。

私に好きな人を聞くあたり 自分から会いたくないと言わないしもしかしたら と言う思いもあったのだろう


我が子のようにかわいいルーナのため我が子も含め家柄や性格など調べあげ開催されるであろう


ルーナのためだけでなく年頃の息子たちの婚約者も探さねばならないのだから。

ルーナが1人が婚約すればあと1人頑張って探せばいいが、2人分となると骨が折れる

なんせ王子2人とも性格に癖がある


ステファンは周囲に全く興味がなく大人顔負けになんでも出来てしまう。もちろんモテるが何せ冷たくあしらわれてはプライドの高い令嬢たちは近ずこうともしなくなる


アデルは親しみやすく見てわかるモテモテぶり。

しかし王子としては点でダメ。勉強や魔術は嫌い

武術だけしか今のところ秀でているところがない

最近マナーや王族らしい振る舞いが身についてきたようだが..

あの年にして女好きときたらどちらもルーナに選ばれる可能性は低いだろう


でもどちらもルーナの事を好きだと思うしルーナも嫌ってはいないと思っている。


今回のお茶会で見極めようとゆう魂胆なのだろう。

ルーナにとっても悪い話ではない。

人脈は小さなうちから広げといて損は無いのだから


「わかりました。ではそのお茶会ルーナとシトリンも連れ喜んで参加させていただきます」


「ふふふお待ちしておりますわ」



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