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花園 4話  作者: 弥生
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甘い飲み物

よろしくお願いします。




部屋に戻ると、あの女が居た。


「契約書に違反されましたね。」


「はい、すみません。私から彼に近づき話しかけました。全て私が善くなかった。」


女は、質問したくせに、聞いているのかいないのか、

さっさと壁を向いて何やらスイッチをいじっていた。


「夕食のお時間でございます。」



「なんだか、腹は減っていないんだ。」


「では、直ぐに夕食をお召し上がり下さい。」


「はいはい。わかったよ。」


テーブルには、何やら泡立った飲み物が注がれたグラスが置かれていた。


「アルコールかな?」


「今夜のお飲み物には、計算された栄養素に加え、安らぎのアロマが調合されています。」


「ほう、いただきます。」


私は、喉が乾いていたので、半分くらいをごくごく飲んだ。


スパイシーなジンの炭酸割りのようで美味かった。


「ああ、私は明日の午後4時迄の滞在ですよね?どんな制裁が有るのかだけでも、聞く事は出来ませんか?」


「その質問について、私の口からお話する事は出来ません。お飲み物を召し上がって、お休み下さい…」


私がグラスを手に取り、二口目を口に含むと、女は消えていた。


「彼も、今同じものを飲んでいるのかな?いや、まさか…。」


「彼の部屋はどの辺りなんだろうか。」


昨日と違って、甘さと酸味の強い泡立つ飲み物は冷たい果物のスープのようで、身体に染み渡る。


自然と眠気を誘う、不思議な液体であった。


残りを一気に飲み干して、私は安楽椅子に横になった。


瞼が重い。


全身の力が抜けていくのを感じた。


額に青い蝶のような影が止まるのを、辛うじて残っている意識のもとに感じた。


「これなのか?」




まだ、続きます。

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