表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
†MARIA†  作者: 魅朱
3/4

飛鳥と疾風。

「どうしよう・・・。」


ヤバイ・・・ヤバイよ・・・。


学校に宿題を忘れた・・・。


今の時刻は午前2時。


簡単に言えば「丑三つ時」ってやつ。


だからと言って先生に『すいませ〜ん…宿題忘れました』なんて言ったら…。


あぁ〜数学の岡田センセに笑顔で殺される〜( ̄□ ̄;)!!


「学校に忍び込むか…」


これがTV番組だったら画面下に[よい子は真似しないでネ!]って出てるんだろうな〜。 


なんて思いながらじめじめした空気の中を自転車で走っていく。


この後に起こることも知らずに…


カツカツカツと上履きで夜の学校へ進入。


バレたら完全校長室行きだ・・・。



「サッサと宿題持って帰ろ・・・。」


教室に向かうべく足を速めたそのとたん・・・


後ろに気配が・・・。


この気配・・・妖や霊のものだ・・・。


覚悟を決めて後ろを振り向くと・・・。


ドロッとしたものの姿があった・・・。


僕に覆いかぶさってくる!!


ヤバイ!!


「伏せろ!!琴希!」と伊勢のいい声のが叫ぶ。


声は分からないけど、言う通りにしてみた・・・。


助かるために・・・。


バンバン!と銃声が聞こえ・・・・。


「き・・・くん・・・こ・・と・・・琴希君?」


目を覚ました僕の前には飛鳥&疾風の姿があった。


「な・・・なんで・・・?」


「何でってアンタを守る為でしょうが。」


「あれ……僕。自己紹介した?」


だって転入して1日目だし、屋上で話した時は“あんた”だったのに………。


『そんなの調べた。』あっ。またハモった。何?双子……じゃないよね。


顔、全く違うし。


「2人はどんな関係なの?恋人同士?」


助けて貰ったのにこんな事言うのは……ダメなんだろう。


でも……かなり気になるんだよォォォオ!!!


カチャ。と銃が僕の頭に当てられる。


「あれ〜?此処にバカがいるよ。こう言う人は“殺さなくちゃ”ね。」


「言わねぇ〜よ!!しかも殺そうとするな!!」


「おぉ〜。琴希君、ナイスツッコミ!!」


飛鳥君が驚き、疾風さんが拍手する。


「で、お2人の関係は?」


「僕らはねぇ〜……」


「飛鳥。勿体ぶらんでいい。」


「エヘヘ。簡単に言うと」


「『双子』だよ」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ