告げる人
疾風「アンタ、妖が見えるでしょ?」
「えっ!」
飛鳥と疾風が転入してきた日。
僕は疾風&飛鳥に屋上に呼び出された。
そして・・・こんな展開に・・・。
ハァ〜・・・。まったく何なんだ?僕の人生は?
疾風「でも、珍しいわね。男の”マリア”なんて。」
「え?”マリア”ってなに・・・?」
飛鳥「え?」
疾風「ハァ〜・・・。」
僕が聞き返したら飛鳥君は驚いていて、
疾風さんには呆れられた。
飛鳥「あのさ・・・。古坂くん。マリアってのはね。」
疾風「マリアは妖、幽霊が見えると同時に”獏”を引き寄せるの。わかった?」
飛鳥「それで僕らは・・・」
疾風「騎士”チェン”っ言うアンタを守るもの。」
「は、はぁ〜・・・そ、そうですか。」
さっぱり分からん。
何?チェンって?
マリア?獏?
”ふざけんのも対外にしろ!!”と
二人に怒鳴りたかった。
疾風「まっそう言うことで。」
飛鳥「頭に少し入れといてね。あとね・・・。」
疾風「夜の学校には絶対入るな。」
飛鳥「入ったら永遠に出て来れない。」
「そう言うことだよ。」
二人は双子のように息がピッタリとそう言った。
そう言い残すと二人は屋上を後にして言った。
「何・・・。あの二人・・・。」
”マリア”・・・。
きっとこれは僕の・・・僕たちの逃げられない定めなんだろう・・・。
この時を境に僕らの運命は180°変わり始めた。
飛鳥&疾風は何者なのかは次回で分かるはず・・・。