竜と契約者(仮)5
どうにかエルミネスの口から生還したが、本来の目的は全く遂行されていない状況。
エルミネスの手から降りべったべたになったベストを脱ぎ捨てる。
すると何故だか嬉しそうに尻尾を振るエルミネスが降りたばかりの俺をまたひょいっと掴み上げた。
「エルミネス……あの一角竜を拘束してくるから、ちょっとだけ大人しくお座りしてて欲しいんだけど。あーでも、危なくなった時はお願いします」
あれ、何か凄く情け無い事を言ってないか俺?
しかしエルミネスはしっかりと両手で俺を掴んだまま、のそのそと一角竜に歩み寄って行く。
「今ねーすっごく気分が良いの。だからあの子の話を聞いてあげようかなって思って。ご褒美も貰えるしね」
うっすらと思ってたが、機嫌が良いと子供っぽい話し方になるのか?
なんにせよエルミネスの機嫌が良い事に越した事はないな。
のしのしと俺を掴んだまま歩み寄るも、一角竜は警戒してかより甲高い鳴き声を上げ始めた。
するとその直後、エルミネスは普通に歩み寄りながら当たり前の様に思い切り一角竜を尻尾で思い切りひっぱたく。
さっき話を聞いてあげようって言ってなかったか……? 泣き喚く子どもの意識をこちらに向けただけって事か? まぁ竜の生態なんて知らないしもう良いや。
BL回避したつもりでしたが規約に引っかかるかな…?きっと大丈夫でしょう…。




