表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オレと呪いと幼女と青春  作者: 碧空澄
第一幕 呪縛
1/22

プロローグ 寒い

 その日は、夏だというのにとても寒かった。

 血で全てが赤く彩られた部屋。僕は、震えていた。

 怖かったんじゃない。とても……寒かったんだ。

 寒い。寒い。腕で自分の身体を抱こうとして……そこで僕は、自分の腕が無いということに気がついた。

 ──どこだろう、僕の腕は。

 周りを見渡したけれど、僕みたいに四肢の裂かれた人間は他にも沢山いて、従って腕や足も沢山転がっている。僕の腕は、どれだ。

 部屋の中心には、一人の少女がいた。

 右手の指には、どす黒く輝く指輪。左手には、どす黒い血で染まったナイフ。

 僕に背を向けて立っている少女は、肩を上下させていた。どうやら息を切らしているらしい。

 少女は振り返る。どうやら左目を失っているらしく、そこから滝のように血が流れでていた。

 そして──血まみれの顔で、少女は笑う。

「疲れた」

 そう言って、少女は僕に近づく。

「これで、終わりよ」

 僕の目の前に来た。少女はしゃがむと、僕の頬に手を添える。

「これからアンタを──」

 眩く光る指輪。それを見ながら。

 僕は……


ロリコンをこじらせた作者が自分の為だけに書いた作品です。新たな文章技法を模索しながら書いたので、極端に描写が少なかったり、会話文だけが延々と続いたりします。そういう作品なんだなと思っていただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ