2話面倒くささの交響曲(シンフォニー)
「ジリリリリリー」「ガン」目覚ましがうるさい。
二度寝…できない。今日は始業式だ。
気分は最悪ながら起き上がろうとする。すると、もう一度目覚ましがなる。
なんともいえない最悪感に見守られながら起きた。
下に降りる。お湯沸かす。カップ麺食う。
出かける。
「あぁ、だるい…」
そう思いながらまた、面倒くさい通学路を歩いていく。
「うわー機嫌わるそ」「どったの?」と、恭介。
「ああ、おっす」と適当な返事。
「どうせ寝坊でもしそうだんたんだろ?」
なんの変哲もない会話である。
なんだかんだで、学校まであと少しだ…
「ハロー」と声が掛かる。
幼なじみである。こいつは、川島めぐみ
小学生からずっと幼なじみである。
「おう、おっす」と返し、ついにいよいよ学校である。「ああ、だるい。」学校に入る。
本当に見慣れた光景だ。久しぶりではあるが。
早速クラスの張り紙を見て、恭介だけを発見し早々とクラスに向かう。
しかし、さすがは高2である。
うるさい奴と静かなやつが別れている。
もちろん俺は静かな方でうるさい奴に軽蔑の目線を送っている。
「寝よっかな」と思っていると、「トントン」と起こされた。
「なぁ 」今日の帰り文房具屋よらへん?
「いいよ…別に」「なんやのー嫌そうやなー」
と会話してるうちにHRが始まる。
学級委員決めや委員決めを終えて講堂に移る
。
季節の割には蒸し暑く、人口密度の高い講堂
。
偉いさんの話、「~中略~つまり、皆さん目標を立てて毎日を過ごしましょう」
答えは気持ちのない「はいはい。」である。
ってなわけで、 の買い物に付き合う事になった。