第17話 奏司の想い
今回は早い更新になりました〜(゜∇^d)!!
これも応援して下さる皆さんのお陰ですm(__)m
これからもどうか宜しくお願いします。
奈美が降りた車の中ではたいした会話は成されていなかった。
響は助手席で窓の外ばかりみていたし、奏司は運転をしていたから。
街のネオンは些か早過ぎるぐらいに流れていく。
「奏兄〜」
「ぁ?」
響は流れていくネオンの輝きから目を反らす事なく唐突に兄の名を呼ぶ。
兄弟だからか奏司の方も前方から目を反らす事なく反応を返す。
響はそんな兄が映る窓をちらりと垣間見る。
「奈美に告ったん?」
その質問に奏司の方はちらりと隣に座る響に探るような視線を送るが、いかんせん窓に近すぎるため頭が邪魔して表情は伺えない。
「…それらしい事を言ったことはある。困ってたからそれ以降追求はしてねぇけど」
短い付き合いではあるが考え過ぎなケがある彼女の事だから、何か思い悩むことがあったのだろう。
今まで付き合った事がないわけでもないだろうに、些細な事ですぐに真っ赤になる彼女。
なぜか赤くなった時の彼女は同時に鳩が豆鉄砲でも喰らったような、想像すらしていなかったというような顔を浮かべている。
今までそういう事をされたことがないのだと思うと何処か元カレとかに勝ったような気がして嬉しくなる。
この年でなんて小さいのだろうと思わないことはないが……恋故だと気にすることはやめた。
彼女を想う気持ちに偽りはないから。
「へぇ〜じゃぁ俺にもチャンス有なわけだ」
「無理だと思うけどな」
こう見えて独占欲が強い奏司は奈美の事を誰に渡す気もなかった。
勿論逃がす気も――ない。
「マヂなんだ?」
「あぁ」
「――紗耶香の時よりも…?」
「―…あぁ」
響の問いに対して答えるのに、奏司は若干の間を要した。
その理由を知っているであろう響はそれ以上踏みいる事なくそこで会話は終わった。
『紗耶香』が奏司にとってどんな存在であるのか奈美は知らない。
逆に奏司が紗耶香にとってどんな存在であるかも奈美は知らない。
『紗耶香』という存在が二人にどういった影響を及ぼすかも二人は知らない。
その事で後で一悶着あるのだが…それはまた別のお話。
なんだか気付くと登場人物が増えまくってますよねぇ...( = =)
伏線をいっぱい引くのはいいけど…覚えてられるのかしら??
細かい構成も決めてないまま書き始めたからチグハグがいっぱぃ……(・・;)
実はこの小説自分のHPでも載せ始めました♪
リンク貼るのではなく背景欲しくてページから作成☆
話にあった背景写真を撮りに行くのが実は1番楽しいかもしれません(笑)
元12作書き途中で1番更新してるのは「言の葉」気付くと作数が増えるのですが他の更新が滞る作者です(゜д゜;)
まずは一旦閉めてから他の更新に進もうかと悩み中。
…っとなんだか適当に書きましたがこの辺で。
こんなトコまで読んで下さったあなたに感謝です(*´ω`*)w
では、メッセージ・感想・激励栄養になります。