表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/26

第12話 別荘?

ずっと更新をサボっていました筆不精な作者をお許し下さい(;′Д`)ノ

…書くのではなくずっと人様のものを読んでいましたっ!

私も頑張らなければっo(*≧д≦)o"))



では本編をどうぞm(__)m


「あ〜文字通りビショビショだね…どうしよっか」

「ん〜この辺りに知り合いいるから行くか?」

「近いの?」

「あぁ、すぐそこ」

「ん〜迷惑にはならないかな?」

「あ〜それは平気。逆にもっと顔出せって怒られると思うぜ」


先導する奏司の顔が悪戯っ子のように微笑む。

手を引かれながら歩く砂の上は波の音以外には砂を踏み締める二人の足音しかなくて。

握りあった手がとても熱いのはきっと勘違いじゃない。

もう子供と言える年でもないのに、手を繋ぐというこんな些細な事でも心臓が張り裂けんばかりに律動を繰り返している。

そんなこちらの心境がバレはしないかと冷や冷やしながら砂の上を歩いていく。

見えて来たのは別荘という感じの南国風の建物。


「あそこ?」

「そ。あ、ちょっと待ってて」


そういうと握っていた手を離して一人で先に行ってしまう。


(もうちょっと…手繋いでたかったなぁ〜――なんてキャラじゃないよね…)


さっきまで彼の体温で包まれていたその手をギュッと握りしめる。

そんな風に移った体温が逃げていかないようにしている自分を面白く思いながら、彼の一挙一動によって揺れ動く自分が嫌いではなかった。

ゆっくり考えればいいかと思いながらすでに動かされている自分。

寂しさの為かもしれない。

でも、そこから始まっていたとしても、思う気持ちは本物なんだから…それでいいかなと思う。

留める必要はないのかな――と。

こんなに早く傾くとは思っていなかったけど。


「奈美〜」


茫然としていた私を、奏司の声が現実に連れ戻す。

見ると奏司が門の前で手招きしている。

隣にはとても優しい顔の女の方。

歳は30後半から40ぐらいだろうか。

清楚な衣服にエプロンをしているからかとても柔和な雰囲気を醸し出している。


「奈美、こちら沢田千歳サワダ チトセさん。千歳さん、こっちは俺の友人で颯奈美ハヤテ ナミ

「初めまして。休日に突然押しかけてしまいご迷惑おかけしてしまいまして…」

「あら?いいのよ〜逆に感謝してるぐらい。こういう事でもない限り奏司さんったら来ないんだもの」

「だからそんな事ないですって」


どうやら奈美がいないうちにあらかたからかわれたらしい。奈美と目が合うと、やっぱり言われたと言うことなのか肩を竦める。

「まぁまぁ外で立ち話もなんなので中へどうぞ。まずは二人ともお風呂に入って来て下さいね」

「俺手前入るから千歳さんこいつを奥まで案内してもらっていい?」

「わかりました。なら奏司さんには後で着替えをお持ちしますね」


奈美にはわからない話を進め、最後まで聞いてやっとお風呂の事だと思い付く。


「奈美さん……でよろしいかしら?」

「え?あ、はい」

「こちらです。奥のお風呂はとても眺めがいいんですよ?」

「そうなんですか?」

「それはもう。お風呂好きな奥様が嗜好を凝らしてますから」

「そうなんですか…、私もお風呂好きなんで楽しみです♪あ、そういえばこちらは何処の地域になるんですか?奏司さんからは教えて貰えなくて…」

「言って差し上げたいですが奏司さんが黙っていることを私から言うことはできないの、ごめんなさい」

「あ、あまり気にしないで下さい。またしつこく聞いてみますよ」


歩きながら進んでいて、奈美の目に映ったのは立派な渡り廊下。

まるで豪華な庭に架けられた橋のようなそれは、けれどなんの違和感もなくそこに佇んでいた。

曝されていそうなそんな場所で、けれどまるで鏡面のように磨かれたその木目は今まで歩いていた廊下と何ら変わりない。

その奥にまるで小さな家の様に佇むその小屋は、年月のみが醸し出すことの出来る雰囲気が漂っていた。

どこか郷愁を思い起こさせるそんな雰囲気を――。


「服は洗ってしまいますので、中に置いてあります服をお召しになって下さいね」

「え、ぁ、はぃ。本当にご迷惑…」

「待ったっ!謝罪なんて聞きたくないわ」

「千歳さん?」


言いかけた言葉を遮り千歳はむくれたような顔をする。

それを見て、ここに来てから奈美は謝罪しか口にしていない事に気付く。

これほど良くして貰ってるのに謝罪しか…。


「千歳さん」

「ん?」

「ありがとうございます」

「ふふ、やっと笑ったわ♪」

「ぇ?」

「自覚はないんだろうけど来てからずっと張り詰めたみたいな感じだったから。もっと肩の力抜いてね。自分の家だと思って貰ったっていいぐらいなんだから」

「…はい。ありがとうございます」

「んじゃ入っちゃいなさい」


そういって千歳は奈美をその小屋の中へと押し込める。

パタンと背後で扉が閉まる音がした。


やばぃ。

話の流れがどの方向に流れるのか不明です(ノ_・、)

……行き当たりばったりでお送りします(・・;)

……悪しからず(* ̄∇ ̄*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ