見捨てられた皇太子妃は人生を取り戻す　～銀座の女の生きる道～

この国には、三人の皇太子妃がいる。

一ノ宮は武が得意な妃、二ノ宮は芸術に秀でた妃、そして三ノ宮には何のとりえもない平凡な妃・ユーリが住んでいた。

ユーリは、夫である皇太子からは振り向きもされず、使用人からもバカにされる日々。
極限状態で死の淵をさまよう彼女の身体に憑依したのは、銀座の女！

クラブのママとして培った才覚と人心掌握術で、自分の人生を取り戻すために貴族社会で奮闘する。