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フリージア王国備忘録<第三部>  作者: 天壱
越境侍女と属州
132/289

Ⅲ82.越境侍女は想う。


「~~ッ!見、る、な!!」


……なんだか、楽しそう。

寝衣に着替え終えた後、ベッドに横になりながら私は隣部屋の壁を見つめ続けた。

ひと足先に個室を選んでもらった私だけど、意外とステイル達はまだ部屋割りに難航しているのか。暫く経ったのに一向に誰も部屋を出る気配すらなかった。

それどころかステイルの元気な声まで聞こえてくる。議題は部屋割りについてだけだった筈なのに、見るなというのはどういうことだろう。ステイルの口調から相手はアーサーかセドリックかしら。………と、さっきからこそこそ話の気配を壁越しに拾っては思考ばかりが回ってしまう。


段々わいわいと大きな声が飛び出してくる数も増えて、やっぱり私も部屋に残れば良かったかなと後悔する。

煩さで言えば眠れる程度の域だったけれど、…………なんだか仲間外れ感が寂しくて気になった。

もともといつもと違う寝床だし、明日からの潜入やオリウィエルへの脅威と不安もある。寝れば寝るだけ母上から与えられている猶予も減っていくと、攻略対象者も全員が何名かも不安な今、寝れないと余計に悶々と考えてしまう。

けれど今はただただ隣の大部屋で楽しそうな話声が気になって仕方がない。

なんだろう、この修学旅行でクラスの大イベントを逃しているような不安感。怪談大会とか、恋バナとか暴露大会とか、隣が明らかに盛り上がっているのに自分はぽつんと寝ているのがただただ羨ましくて勿体ない。ちょっと寂しい。


扉の音もないし、人の気配が動いていないということは皆いるのだろう。いっそ私も参加しようか、でも一度先に休ませて貰ったのに戻るのも何だか気まずい。もしかしたら私が居たら話せないような話でもしているのかもしれない。

流石に私の悪口大会とかは思わないけれど、今回のミッションの愚痴大会とかはあってもしかたない。明日はサーカス……といったら響きは明るいけれど、悪く言えば見せ物小屋潜入だ。

もしくはレオンもいるなら貧困街について深刻な相談とかをしているのかもしれない。私は当事者でもあるけれど、同時にレオンにとっては巻き込んだ意識が一番あるかもしれないし言いにくい可能性は高い。正直そんな遠慮しないで相談事ならなんでもして欲しいのだけれど、気遣ってくれていたのなら充分あり得る話だ。

だとしたら頭の良い策士ステイルに何かしら相談をして、騎士達とも打ち合わせをして、潜入する私達の代わりに貧困街の出入りも含んで情報収集できるセドリックに何かしら頼んでいる可能性も……!と、もう七巡は同じことを考えている気がする。


ベッドで何度も寝返りを打ち、ごろんごろんと転がってはやっぱり壁を見つめる。

こんなことならいっそ隣の部屋であのまま皆の話も聞きながらベッドに掛けて仮眠を取った方が良かったかし…………だからもう、何度考えているの私。


「……………………」

なんだか、昔も似たようなことをしたなと。そう自覚しながら私はとうとう我慢できずにベッドを降りる。

暖炉があっても少し肌寒くて、毛布を身体に巻き付けミノムシになりながら扉まで歩み寄る。

寝ていた私をうっかり起こしたと思われたくなくて、足音も気配も消して慎重に歩き、扉に手をかけた。内側の鍵をそっと開けば使いならされた宿の扉は少し音を立ててしまった。

微かなその音にも心臓を煩くしながら数センチだけ扉を開き、隙間から覗く。途端に鍵の音に気付いたらしい二人の男性がこちらに向き直った。暗闇に慣れ切ってしまった視界では、呼びかけられる前に彼らがそれぞれ誰か顔もうっすらと見えた。私が部屋に入った時と変わらない、エリック副隊長とハリソン副隊長だ。


私が起きてきたことに驚いたように目を大きくする彼らに、そっと人差し指を立てて口留めする。

今にも「どうかなさいましたか」と言いそうに口を開きかけていたエリック副隊長も、その動作だけで察し良く唇をきゅっと結んでくれた。

ハリソン副隊長が私よりも私の背後に何者かいるのかと警戒するように視線がずれ、鋭くなる。取り敢えず弁解と最初から起きていたという事実を説明するべく「ごめんなさい眠れなくて」と彼らへ潜めた声を掛けた。

するとエリック副隊長が一度だけ隣の部屋に視線を投げ、それから同じ潜めた声で返してくれた。


「アーサーでしたら休息時間中ですが、まだ隣室にいるようです。宜しければお呼びしましょうか……?」

「!いえ結構です……。随分時間が経っていると思いますが、皆あれからやはり部屋からは……?」

話し相手に年の近いアーサーを呼ぼうとしてくれるお気遣いのエリック副隊長に、私は扉の隙間から片手を振って断る。流石に子どもじゃないのだからそんなことに休息中のアーサーは呼べない。

隙間から目だけでも隣部屋へ向けて覗けば、エリック副隊長も肯定を返してくれた。やっぱり、あれから誰も部屋から出入りはしていないらしい。やっぱり気になる。


じー--っと見つめながら、扉を開けてもまだ乱入するかどうするか悩む私にエリック副隊長が「誰かお呼びしましょうか」と聞いてくれる。別段誰を探しているというよりも、ただただお隣の話し合い内容が気になるだけなのだけれど。

首を振り「ちょっと気になっただけなので」と笑って見せれば、思ったよりか細い声になってしまった私にエリック副隊長が眉を垂らした。


「………そういえば、以前も眠れておられませんでしたね」

「……………………ごめんなさい」

あはは……と、やんわり言ってくれるエリック副隊長にどきりと身体ごと心臓が鳴る。そういえばあの時もアーサーとそしてエリック副隊長だった。

アネモネ王国へ極秘訪問した時を思い出し、未だに夜更かし癖の抜けない子どもみたいな自分が恥ずかしくなる。下唇を小さく噛めば、顔が熱くなるのを感じた。扉の隙間かつ真っ暗で良かった。

「いえそんな」と慌てるようにエリック副隊長が謝る私へ取り直して笑ってくれる。優しさが身に沁みながらも、余計にお隣に行きたいなんて子どもっぽい発言がしにくい。あっちはあっちでレオンの家庭事情とか私には言えない悩みとか深刻な会話をしているかもしれないのに!それを興味本位で参加したいなんて!!と、自分の脳内で自分を叱咤する。

ここまでくるとひたすら気になるからもう隣の部屋が羨ましくなってくる。さっきまで私だって彼らと一緒に作戦会議と情報共有していたのに、今はすっっごく仲間に入りたい!

いっそ仲間に入れないならヴァルの部屋にでも遊びに行こうかしらとも考えてしまう。いや、彼だってもうこの時間は流石に寝ているだろうし起こすなんて最悪の無配慮しないけど!

いっそ彼がこの階じゃなくて下の部屋とかだったらこっそり窓から様子伺って起きてるか確認も


「恐ろしい能力ですから。ジャンヌさんが御不安になるのも無理もないことだと思います」

…………へ?

柔らかい声で慰めてくれるエリック副隊長に、一瞬何の話か本気で頭が回らなかった。けれどすぐにオリウィエルのことだと気付けば納得する。

どうやらオリウィエルの特殊能力を不安がっていると思ってくれているらしい。そして隣の部屋音にも敏感になるほどに今も眠れていないと。まさか今はただただお隣さんの雑談仲間外れ気になりますなんて言えない。


お気遣いいっぱいのエリック副隊長になんだか罪悪感を覚えながら、私は目を伏せてしまう。

「ええ……」と言葉を合わせながら、じわじわと顔に冷や汗が滲んでいく。良い年して子どもでごめんなさいエリック副隊長。

いや、隣のことがなければ本当にそうなったと思う。オリウィエルの特殊能力を思い出してから不安はあるし、ラルクや団長の身も心配なのは本心だ。

既に潜入してくれているアラン隊とカラム隊長は、オリウィエルの特殊能力も問題無いと言ってくれたのが本当に救いだった。流石年上騎士隊長様。きっと今までに大人な恋愛もしてきたのだろうなぁと思う。

まぁオリウィエルの特殊能力は一回でも恋していれば効かないのだから、大人の恋愛じゃなくて子どもの頃の甘酸っぱい恋でも良いのだけれども。


「女性に無効と知れたのは幸いでしたけれど、精神系の特殊能力は本当に敵に回すのは恐ろしいですから……」

特にラスボスが持っていると。

その言葉を飲み込みながら私が言葉を続ければ、エリック副隊長も「同感です」と頷いてくれた。なんだか、エリック副隊長とこうしてお話するだけでも落ち着いてきた。胸がほっこり温まる。

オリウィエルの魅了の特殊能力。自分に恋をさせる特殊能力。彼女に操られたら最後、相手は彼女を愛してしまう。隷属の契約とも違って身も心も操られるのが本当に恐ろしい。

女性には効果がない、そして恋をしたことがある人には効果がないらしいというのは第四作目の大事なポイントでもある。……というか、第四作目のストーリーのご都合でラスボスの特殊能力の弱点も必然的にそうなったといえる。


キミヒカ第四作目では、ラスボスに見世物として囚われた攻略対象者達が主人公と共にサーカス団から逃げ出すことから始まる。

彼女の特殊能力が恋をする相手には効かないと知り、彼らは主人公と恋をすれば良いのだと考え出す。乙女ゲームならではの展開だ。

確か、アレスが逃げるのを決めたのも女性である主人公に活路を見出したからだ。冒頭で主人公に恋人とかいないかとか確認を取る場面もあった気がする。ゲーム開始時、サーカスはラスボスを除いて男所帯だった。


逃亡中に彼女との恋を育くみ、最後はラスボスに立ち向かう。

ハッピーエンドならラスボスの特殊能力は攻略対象者には利かず、文字通り愛の力で勝利。バッドエンドなら攻略対象者がラスボスに操られて主人公が殺される。

なかなかえげつない殺し方だ。……けど、……うん。第一作目の非情ラスボス女王と比べたらマシだろう。

オリウィエルの特殊能力は凶悪だけど、あくまで非道のかぎりを尽くしたのはサーカスという比較小規模な世界だけだ。被害規模だけで判断すれば第二作目のグレシルにも劣る。

第四作目でもラスボスプライドは嫌われていた筈だけれど、どういう理由だっただろう。逃亡先はフリージアでも、彼らがゲーム開始の過去でオリウィエルに酷い目を合わされた場所は異国だ。

ブラッドもラスボスの治安の悪さのせいで盗賊に村を襲われたとゲームプレイ時には思ったけれど、実際は現実でも関係なかったし。そう考えると第四作目なんて特にラスボスプライドは関係ないように思える。

まぁ敢えて言えば奴隷としてサーカスに流れ着いたのだから、ラスボスプライドの統治の悪さのせいで奴隷になったと考えられるから、が一番納得できる。でも、もしこの現実でも彼らが奴隷に堕ちていた場合、ラスボスプライドはとんだ冤罪だ。


オリウィエルはその狭い世界で女王のように君臨し、サーカス団へ非道の限りを尽くした。

サーカス団員はラルクの猛獣に怯えながら繋がれ、彼女に「逃げようとしたら猛獣の餌に」や「ラルクのように私の虜にしてあげる」と脅され従うしかなかった。

だからこそ、攻略対象者にとって主人公は光だった。

今まで恋どころか、ゲーム開始時にはラスボスしか女性がいなかったサーカス団員の彼らにとって逃亡生活中に唯一ラスボスへ対抗できる手段でもあった。


「なるべく早くラルクという青年もオリウィエルから解放したいですね」

「はい。……一日でも、はやく」

エリック副隊長の優しい言葉に私も自然と声が低く、強まった。

ラルクは唯一ゲーム開始時からずっと彼女の支配下にいたキャラだ。

彼が彼女の支配下に落ちて、現時点でもかなりの期間だ。その間彼の心は殆どが彼女中心に回り、掌握されている。


特殊能力の話をした時ステイルからは私達の潜入よりも短期解決ならばと、彼女の支配下に落ちない騎士を選抜し一時拘束やアラン隊長達に先にラルクを気絶させるかして取り押さえてから彼女へ直接突撃する策も上げられた。けど、私が断った。

確かに一番手っ取り早いのはそれだ。悲劇の元凶であるラスボスを一人さえ抑えれば、他の攻略対象者を見つけられずとも間接的に救うことにも繋がる。完全とは言わずとも最悪の自体だけは避けられる。


騎士の力を借りれば、挙げられた方法のどれも可能だろう。彼らの所持する手枷を使えば、彼女の被害を一時的に封じることもできる。けれど、それではゲームの悲劇が起きかねない。

ステイル達には、彼女がではなく誰かが彼女の特殊能力について語っている予知をしただけだから彼女の特殊能力は全てが確実じゃない。女性に効果がないのは間違いないけど、初恋については万が一の為にも騎士が彼女へ接触するのが必須になる策は避けたいと断った。

実際は、……ゲームの設定だ。



『ッいやだ!!!!!!』



もしオリウィエルがラルクの特殊能力を唐突に解いて〝しまった〟ら。

そしてオリウィエルがラルクの特殊能力を解くのを拒んでも、そうなれば最終的には彼女を拘束しても意味がない。解放された後のラルクは私達の敵に回る。彼はオリウィエルの元へ行くまで暴れるし、長期の確保は難しい。

解放された彼は、もう私達をサーカスには近付けない。潜入も不可能になり、私達は他の攻略対象者の情報も集められなくなる。

それどころかラルクは今よりも守りを強固に猛獣を張り巡らせるか、また団長を襲うのと同じような暴挙もやりかねない。

オリウィエルが逃げると決めてサーカス団がこの地を移動するか、もしくはラルクと二人で行方をくらまされたら最悪だ。

我が国の枷で特殊能力を封じれば二次被害は防げる。だけど同時に彼女は、今操っているラルクのことを解放することもできなくなる。特殊能力はかけたまま消えず、彼女が使えなくなるだけだ。

だから潜入するのが一番確実だ。アレスを通じてか、ラルクに許されるかして彼女に許可を得て会う。

距離は置き、彼女の目論見とそして他の攻略対象者の情報。間違いなく準備した後に口頭でラルクの特殊能力を解くように説得か交渉するのが一番良い。


いくら第四作のラスボスでも、フリージアの騎士を敵に回したいとは思わないはずだ。特殊能力という奥の手を使えば、フリージアを敵に回すと言っても嘘にはならない。

アレスの為、団長の為、サーカス団の為、そして何よりも彼自身の為に先ずはオリウィエルになんとかして特殊能力を解かせないといけない。

ゲームでもラスボスが死ぬかもしくはアレスルートで正気に戻った彼だけど、現実でオリウィエルを殺して良いわけもない。アレスルートもアレスと主人公の追い詰められた危機にゲームのご都合展開で正気にとしか言えず具体的な解放方法はわからない。一番可能性として高いのは、彼女自身の意志で解かせることだ。

ラスボスに操られ完全にしもべと化したラルクは、誰の言葉にも耳を傾けなかった。そして彼女の為に団長を自らの手で殺してしまう。

自分が奴隷商人に捕まっていたせいでラルクを止められず、そして団長も救えなかったアレスは自分を責めた。


『団長!団長!!目を開けてくれっ!!……』

団長の死に絶望するアレスに、そこで始めてラスボスから事実が明かされる。ラルクはとっくに自分の支配下で、アレスの言葉なんか届くわけがないのだと。

ラルクがずっと前から彼女に操られていたことと、そんな彼の手で団長を殺させてしまったことを知りアレスは絶望し、そして気付いてあげられなかったことにまた苛まれた。そして、彼女へ乞いた。



こんなの酷過ぎる。頼むからラルクを解放してくれと。



団長を救えなかった彼は、せめてラルクだけでもラスボスの支配下から救おうとした。

その為ならなんでもすると、大事な団長を殺させた相手に頭を垂らした。彼女へ拳を振るいたくても、その彼女を身を挺しても守ろうとするのがラルクだった所為で彼には平伏すことしかできなかった。

そしてラスボスから彼に人殺しをさせたくないのならばと脅され、その為にサーカス団で働き続けた。こう思い返すと、第一作目のジルベール宰相にも少し近いだろうか。

彼女はずっとラルクを手放さず常に彼一人を手足として支配下に置き、そして使い続けた。ゲームクリアまで彼は解放されることがなかった。ラルクの忠実な配下にいるのは、どれほど力自慢の団員であろうとも敵うわけがない猛獣だ。彼女はラルクを支配することで、猛獣を掌握し、そして団員達を恐怖で支配した。

いずれにせよ、現実ではアレスもラルクもそして団長もそんな悲劇は絶対起こさせたくない。その為にも明日からの潜入だ。ハリソン副隊長……はちょこっと心配だけど絶対オリウィエルには接触しないと約束してくれた。アーサーもステイルも「絶ッ対ご一緒します」「ご心配なく」と断言してくれたし、……

「……エリック副隊長も、確か彼女の特殊能力は」




「ッッすんませんこれ以上は死にます!!!!」




ごぐっ、と。

エリック副隊長の喉が珍しく太くなった音が同時に聞こえた気がした。

けれどそれよりも遥かに大きな叫び声が飛び込んできた。あまりの大声に肩が上下し隣部屋へ身構えてしまう。今度はアーサーの声だ。……死ぬって、何を話しているのだろう。まさか本当に怪談大会でもしているのかしら。

なら私もちょっと混ざりたい、と。聞きたくない怖さと同時に深刻な内容なら仲間に入りたい欲が混ざり合う。

そっと四本の指先で押しながら扉の隙間を更に開く。今度は部屋の壁越しではなく、廊下から顔を出して隣の部屋を覗いてみる。

当然部屋は私と同じ扉が閉じられて中は見えない。

控えているアネモネの騎士がちょっぴり目を丸くして扉の方に顔を向けているところだった。


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