街への準備
多分、一回毒を被るのが「毒薬生成」で作れる基準なんだよね。
だから市場で買うかパチるかしたら劣化版大蜘蛛毒が作れると。
まあ絶対にこの姿じゃ警戒されるわな。
金属は加工技術も実物も持ってないから全身鎧とかは無理。
じゃぁ…まあ性能はどうでもいいや、牛の皮使ってそれっぽいの作ろう。
牛の体をかっぴらく。「自切」でナイフみたいにすんのはむずいので、「毒射」を使う。
血抜きはもうできてるから、とりあえずミイラ牛さんのハラワタを引きづりだしまして。
コカトリスの毒を更に薄めたやつを「毒散射」でかけ、毛を溶かす。
石を転がして、いい感じに伸ばす。
もう一回「毒散射」使って害虫やらを死滅させて、これまた「毒射」で形に合わせて切れば…
完成。
糸ないから結構不格好ではあるが、まあこんなもんしょ。
あとは「自切」を大量に使い、カラカサみたいなものを作る。
「操糸術」、細い竹にも使えるから大分楽だった。
最初竹籠作った時はなかなか面倒だったんだけども。
あとは…さっきの革で余ったとこ使って革靴みたいにするか。
革重ねて…上から岩を乗せて押しつぶす。
…あっ、形作れねぇ。
しゃあない、竹編んで草鞋っぽくしよ。
さっきの余り革を切り直し、鼻緒の形に埋め込む。
まあこれならいいか。
靴下とか手袋的なものは…まあ服で隠れてるからいいや。
よし、着てみるか。
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うーむ、なかなか動きにくい。
人間っぽく動くのもむずいな。
ちなみに本体は、いまんところ右腕である。すぐ抜けられるし、魔術とかも打ちやすそうだからね。
これならそこまで怪しまれずに買えるか…あれ?
俺日本語しか話せなくね?
多分人間語もスキルだ、習得方法は多分そのスキル持ってるやつを殺すってことよな。
その土地の人間を殺さなきゃダメなのか?
…ちょっとまだ忌避感あるなぁ。
あっ、もう一つあったわ新スキルの取り方。
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『ゴブリンの教科書片っ端から斜め読みしてきゃ良くね?』
レベルアップの時、特に使ったスキルが強化される。
どこかのタイミングで、人間語もわかるんじゃないかという考えだ。
とりあえず15冊くらいは目を通した。
確かダツ倒してるときに一回上がって…ならレベルアップは遠いかもな。
大蜘蛛は…1層には来ないよね多分きっとメイビー。
よし、蝙蝠倒してこよ。
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一群蹴散らしてきた。
あとコカ5羽、蜘蛛も14匹…だったかな。
大分倒したが、まだレベル上がらんか。
あっ牛が突っ込んできた。なんだろ、革から仲間の匂いがした…的な?
牛の喉を刺して、「毒散射」「発火」「自切」。
火種は筋肉の中に置いてきた。
まあ流石に手こずったりしませんわ。
あっ、「自快」とか「自壊」とかやったらカラカサと草鞋も消えるやん。
特に「自壊」なんぞしたらそこで爆散すんだもんなぁ。
『あ、レベル上がった』
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技術・ゴブリン語理解(進化)
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先は遠いなぁ…。
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とりあえず牛の大群屠ってみたけど…まあそう簡単に上がらんわな。
もっかいダンジョンの2階戻るか?
流石に大蜘蛛やら次世代の銀ダツはいないだろうし。
…いやなかなか怖いな。紫水晶のあたり、未知の部分じゃあるが行ってみるか。
2階へと続く狭い場所へと来た。
『はいはい蜘蛛さんちょっとどいてねー、あ。』
久しぶりの火吹き蜘蛛さんじゃないすか。元気してた?
「キシッ!」
ほうほう元気だったか。それはよかった、ごめんけどそこ通してくんね?
「キッ、ギジャアアア!」
ブォオオオオ!
『うぇっと危ねぇなおい!』
えっもしかして門番的な立ち位置?
『あんたと戦って勝てるわけねぇだろ!』
逃げよ。
「ギジィ!」
『だぁもう逃げ時くらい攻撃せんでくれ!』
まじか、使えないじゃねぇかあそこ。
どうしたもんか。
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『やっと上がった!』
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技能・魔人語理解(進化)
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…はぁ?
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技術・魔族語理解(進化)
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だぁまじか!?
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はぁ…こっからどうすりゃいいんだ。
もうほんとにこの辺りの家畜どもも狩り尽くしちまったんだよなぁ…。
火吹き蜘蛛がいるのは1階と2階の間だ、だから1階層までは使っても問題ない。
ただ普通の蜘蛛も蝙蝠も倒しまくったし。
あ、蠍湧いてねぇかな。
あいつなら1層にもいるし経験値もでかい。
とはいえ、どこにいるかやそもそもいるか、勝てるかとかの問題は山積みだ。
あと他に強そうな奴は…爆速麒麟、とか?
一回しか見てないしそのときもほぼ認識できんかったしで、勝てる見込みはないようなもんだが。
言語理解のスキル上げるためにやってることだからあんまり他のスキルバンバン使うのは避けたいし、カラカサもっかい作るのめんどいから「自切」もできれば使いたくない。
アイツらと相まみえたらそこまで考えてる余裕も多分ないけど。
…考えれば考えるほどレベル上げの方法が浮かばねぇ。
まあ気長に考えよう、タイムリミットあるようなもんでもないしな。




