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第十九話 下界まで、あとわずかなのに到達せず again(笑)
なし
「下山の時こそ、危険だ。」
その言葉の重みと裏腹に
Nラジは、
ひじょうにテンションが高い。
下山の勢いがあり
ラジオは消せない。
そして、このような時にかぎって人が多い。
なぜ、どんどん登ってくる(笑)
でたあ。
そこまで言うか。
大音量で
ラジオで
「ごしゅじんさまーーーー」
とのたまう
この鼻にかかった声は
かんべんしてほしい。
またもや、完全に異常者の域。
ひとりどころが
すれちがった複数の人がそう思っているだろう。
そうこうするうちに
例年のごと
断崖絶壁まで
一直線のポイントにでる。
なぜ、ロープをはらない。。
たろうが、
この場所で、
この火曜サスペンス劇場もどき
崖から転落したら・・
地元所轄しらべ、
登山者の証言
「なんかあ、
へんな髪のながい中年が
大音量のラジオを聞きながら
にやついていました。顔が気持ち悪かったです」
などなど
一般人の証言ほど、こわいものはない(笑)
なし




