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チュートリアルを始めましょう(5)

殴りかかった私の拳を彼女は受け止める。

人を殴ろうとしたのはいつぶりだろうか?

「もう契約はなされているわ。諦めなさい。」

淡々と彼女は言う。

私も多少頭が冷えた。

ここで彼女に逆らったところで今の私でどうにかなるとは思えない。

ハクを元の場所に帰すのもここが人王の領なら難しいだろう。

それならここを住処にしてあげる方がいいと思う。

何も出来ないなら今は従うしかない。

「分かりました。ただ、納得はしてませんから。」

私の言葉に彼女は満足そうにうなづいた。



それから数日が経つ。

私は魔蛇ちゃん達を眺めながら魔術の練習をする。

簡単な魔術。フレアやウォーターなど火や水を出すだけの魔術である。

今は呪文ありでしか出来ないが使ううちに唱えなくても出来るようになるらしい。

これはハーティ様の言だ。

今は魔力の供給が多くないので練習できる期間は短い。

が、フレアボールやウォーターボールなど低レベル攻撃魔術が唱えられるようになれば一段階あげても大丈夫だろうと言われておりひとつ上がればゴブリンなどラットよりマシな供給源が来るので今より安定させやすいという。

なので、今はハク達にラットを処理してもらいながら魔力を蓄積していく。

最初に召喚した魔蛇達はいまだに進化しておらずハクが魔蛇からスネークになるの早くない?と思わなくもない。

ちなみに、イリスは私の傍らでボーとしている。

元々ダンジョンコアと動かないものだったからかな?とあたりを立てる。

当たってるかは知らないが。

しばらくは魔力貯めと私のスキルアップかな?

当面の目標を立てた私は

「火よ。ここに点れ。フレア。」

とまた火を生み出した。



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