合歓の木を探してみた。
前回、古き時代を知る人より仕入れた情報の『合歓の木』
昔はこれを『石鹸の木』と呼ぶこともあったそうな。
どこにでも生えている木だと言っていたので、そんなに特殊な木ではないのだろう。ネットで写真を見てみれば、確かに何となく見たことはあるような気がしないでもない。
ただ、地方の田舎とはいえ、そこそこ街中に住んでいる私は山にでも行かない限りお目にかかる機会はなさそうだ。
しかし、やはり便利な木の存在を知ってしまうと、実物を見てみたくなるもの。
ぼんやりと
『ねむのきなー。ねむのき。山行かなきゃかな~。』
なんて思いつつ、いつものランニングコースのスタート地点に辿り着く私。
軽く屈伸とアキレス腱をのばしながら見回すと、川の周りに自生する植物が色々と目につく。
走りはじめ、通り過ぎる植物を見て思う。
『もしかすると、この植物の中にあったりするのかな? どこにでもあるって言ってたし……
でもまぁそんな都合よくあった』
あった。
ランニングスタートして30秒。
探し始めて5秒で見つけてもうた。
花が結構可愛い。
そして、まぁ~結構生えてる。
意外とそこらじゅうに生えてる。
すごいよ犀川!
さて、実物が手に入るのであれば、やるしかないでしょう。
葉っぱでゴシゴシを。
早速摘んでみた。
一枚の葉っぱでゴシゴシしてみたけれど、泡立つ感は無い。
「あっれ~?」
と思いながら、古き時代を知る人に問うて見れば、
「そんなもん、もっと大量にブチブチ採って使わなダメや。」
「まじか。」
というわけで、とりあえず手元に残っていた葉っぱを全部持ってゴシゴシしてみる。
おおっ! ほんとに泡だった!
なるほどなー。
洗い流してみれば、かなりすべすべになったような感じがしました。
さらりとしている印象だけれど、多少の粘度があってそれで泡立つのかな?
茎などの柔らかい繊維が『スポンジ』や『たわし』のような役割になって、汁が潤滑材になり肌触り優しく汚れを擦り落とすことができる。そんな感じがしました。
ニオイは『葉っぱ』 ほんとに濃い葉っぱの香りがするので、気にはなれど嫌な香りではない。強い香りで体臭を打ち消してしまうのだろうなと。
もちろん使い捨てだけれど自然の物だから自然に帰るし、川などで使うには良いように思いました。
タオルも石鹸もいらずに汚れを落とせる。
これは結構よくできてる。
昔の知恵。あなどれぬ。