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無農薬甘夏でジャムを作ってみる。

「失敗しないモノづくりをしよう。そうしよう。」


 ひよった私は失敗しなさそうなジャンルで作った事がないモノを作ってみる事を考えた。

 と……いっても良い思い付きが降ってこない。


 当てを探し、以前作ってみた小冊子を配る? 販売してみる? 為に登録し、今や古銭収集によく利用しているヤフオクをボケーっと見ていると、ふと目につく品があった。


『無農薬栽培 甘夏 15キロ』



 はいどうも。フェフオウフコポォです。

 今回は『無農薬』の響きに惹かれ買ってしまった甘夏を使い、昔からある保存食の『ジャム』を作ってみたくなりました。


 元々料理は嫌いじゃないのですが、デザート系はクッキーとかプリン、ゼリーくらいしか作った事が無いので、ジャムは作った事はありません。

 ただ、煮るだけで良いだろうという気もしますし、食えなくなるような失敗もしなさそうなので適当に作ってみることにしました。

 まぁ……もう一つジャムを選んだ理由はあったりするのですが、それはまた別の投稿の際にお話しいたします。


 ではでは早速作りましょう。

 まずは届いた甘夏ドーン。


挿絵(By みてみん) 


 15キロ送料込みで3,600えーん!

 わーい! 5キロ2,200円で充分だったなぁーーー! はははー!


 早速、洗って拭き、皮に包丁で切れ目を入れてムキムキ。


挿絵(By みてみん) 


 でかい。

 まーでかい。


 量が多そうだったので、2種類作って味の差を見てみることにします。

 まずはパターンA。皮を下茹でしないバージョン。


挿絵(By みてみん) 


 剥いた皮を薄めに刻んでグラニュー糖漬けにしました。

 この後さらにグラニュー糖を追加して冷蔵庫へぽーい。


 そして買い物に出かけ、瓶詰容器を買ったり足りなくなったグラニュー糖を買い足したり、煮る為の平鍋買ったりしました。


 いや、使える鍋はあるんですけど、カレーとかおかず作るのに普段使っているので、なんだかデザート系の物を作るのに洗ってあっても微妙な気がしたのです。

 あと、普段使ってる平鍋が寿命が来てる感もあったので。はい。


挿絵(By みてみん) 


 買い物から帰ったら、瓶詰容器を洗浄後に煮沸消毒。

 そしてジャム作り再開。


挿絵(By みてみん) 


 新たに皮を切っていきますが、こちらはパターンBで下茹でしてみるバージョンなので皮がくたくたの柔らか状態になることを見越して2~3mm位の厚みを持たせました。


挿絵(By みてみん) 


 湯上りしんなり。

 このまま一口つまんでみると香りは良いのですが、やっぱり苦味がほんのりある感じでした。

 砂糖まぶしたら普通に美味しいと思います。

 皮の処理が終わったので、実をムキムキ。


挿絵(By みてみん) 


 面倒ではあるのですが、なんとなく種とか薄皮が入るとエグ味や苦みになりそうな気がしたので、どうせなら美味しい物が食べたいのでひたすらムキムキ。


 そうしてひたすら剥いていると効率の良い中身の採り出し方が分かってきました。


挿絵(By みてみん) 


 まずは半分に割る。


挿絵(By みてみん) 


 各、実の中心に包丁で切れ目を入れていく。


挿絵(By みてみん) 


 切れ目から手で裂いて種を捨て、実を毟り取ってゆく。


挿絵(By みてみん) 


 らくちん♪

 実だけ煮て、甘夏ジュースにしました。

 写真は取り忘れますた。


挿絵(By みてみん) 


 ジュースができたら半分とっておき、パターンBの下茹でした皮を、ざっくりみじん切りにしてグラニュー糖を追加しながら煮ます。  


挿絵(By みてみん) 


 様子を見ながらグラニュー糖を追加し、ひたすら煮ます。


挿絵(By みてみん) 


 煮ます。


 ただただ煮ます。


 焦げ付かないよう、ひたすら掻き雑ぜ続けて煮ます。



 もう……ゴールしても…いいよね?



挿絵(By みてみん) 


 アッツアツの状態ですぐに瓶詰。



挿絵(By みてみん) 


 はい。皮下茹でバージョン出来上がり。

 もちろん甘いですが、500gくらいしかグラニュー糖使ってないから砂糖控えめだったかもしれない。


 鍋を洗うのが面倒なので、このままパターンAへ突入。


挿絵(By みてみん) 


 約半日ぶりに冷蔵庫から出してみると見事に皮から水分が染み出していて、しっとり状態です。


挿絵(By みてみん) 


 そのまま鍋へドーン!


挿絵(By みてみん) 


 半分とっておいた甘夏ジュースを追加して行きながら、緩くなりすぎないように調整…………できなかったよ。面倒になって全部入れますた。はい。


挿絵(By みてみん)


 はい。ひたすら煮タイムの始まり。

 グラニュー糖1キロ入ってるから重い。ヘラが重い。

 でも焦げ付くから休めない。


 ひたすら煮混ぜること小一時間。


挿絵(By みてみん) 


 2種類の甘夏ジャムが出来上がったよ(白目ダブルピース)


 気がつけば23時近くになってたので疲れました。

 片付けて一晩粗熱をとるのに放置。


 翌朝、ヨーグルトにかけて食べてみました。

 砂糖と甘夏だけで水も入っていないからワクワクです。



 食べた感想。



 どっちもめっちゃ美味いやないか!(困惑)


 美味いやないか!(確信)


 美味いやないかーっ!(興奮)





 ジャムを作ってみて分かった事。


 めっちゃ美味い。

 苦みもあるけれど爽やかで、とにかく美味い。ヤバイ。


 後、砂糖めっちゃ使う。


 なので、ジャムを作れるという事は砂糖の製造技術が確立してないと無理っぽ。


 手作りしてどれくらい保存できるのかは不安が隠しきれないけれど、『ジャム』という物が存在する事自体で、その世界では砂糖を使う保存食を作れる知識があるという事になる。

 その為、保存チートで無双無双する際にはその世界観に『煮沸での殺菌』『菌の繁殖を抑える物質や方法』が、その世界の住人に知られている可能性がある事を念頭に置く必要がある。


 たかがジャム。されどジャム。

 あなどりがたし。

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