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糸の宝石  作者: 亜桃翠鸞
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司令

「もちろん。他に何かありますか?」

やったほうがいいことがあればよろこんで手伝う。なんだか、わくわくしてきた。企み事の手伝いならできる。

「そうね。やっぱり前の日から、この川と森に入らないで。できたら、人間の村から出ないでね。そうしなかったら何が起きても知らないから。危ないからね」

まさか、罠を仕掛けるのだろうか?

人間でないなら罰を受けることもない。

いばりくさった領主がやり込められるなら見たい気もする。

見てはいけないわけだが。

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