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糸の宝石  作者: 亜桃翠鸞
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作戦

「教えてくれてありがとう。私は大丈夫だけどお友達が心配だわ」

何もしないと川の生き物たちが毒にやられてしまうと言われた。

その通りに違いない。

「食べるためなら仕方ないけど遊びで狩をするのは見逃せないから。なんで、自分のものだと思っているのかしら」

領主ということも人間が決めたことだ。本来は誰のものでもないのだろうか?

「お願いがあるけど、領主の手下でない人は近寄らないようにみんなに言って。そうしないと危ないから」

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