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3mmの時間  作者: 新々
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 それはおかしいって。

 桃花に怒るのは筋違いだって。

 頭ではわかってはいるんだけど。

 気持ちはどうにも静まらなくて。


「…………」


 むくりと身体を起こす。

 なんか急に甘いものが食べたくなった。

 そういえば前にスーパーでアイス買いだめしたっけ。

 よし、それ食べよう──と、ソファから離れかけたところでインターホンが鳴った。



「お邪魔しまーす」

 やってきたのは仁奈さんだった。

 ふわふわの髪を今日はふたつ結びにして、肩には大きな鞄をぶら下げていた。聞けば大学からの帰りらしい。

「あの、まだお姉ぇは」

「うん、知ってる。まだ講義があるから家で待っててって、連絡があってー。たぶん瑠美ちゃんが家にいるからって」

「そうですか」


 私には連絡なんて一切なかったけど。

 もしいなかったらどうするつもりだったんだろう。

 母さんが仕事でいないことぐらい知ってるはずなのに。

「瑠美ちゃんは、さっき帰ってきたの?」

 私はそこでそこでようやく、制服のままでいることに気がついた。

「いいなー、高校生。セーラー服かわいー」

「ちょっと前まで仁奈さんもそうだったじゃないですか」

「えー、もうだいぶ前だよ。あ、この前のイベントありがとねー」

「いえ、こちらこそ。どうします? お姉ぇの部屋で待ってます?」

「ううん、大丈夫。それより高校のお話聞かせて」

「前にも話したじゃないですか。そんなにおもしろいネタなんてないですよ」

 そういいながらリビングへ案内しようとしたら、


「イベントの時に逢った娘は? お友だちだったっけ?」

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