幸せの星
食事後に部屋に戻りレベルアップしていることをみんなに告げる。
ある程度ではあるが状況を説明済みなので、そのままステータスを呼び出し操作を開始する。
名前:小泉洋
年齢:16
レベル2
生命力10(160)
魔力10(160)
力5(25)
敏捷5(25)
知力5(25)
器用5(25)
幸運5(25)
成長1(2)
ステータスポイント:1
次のレベルまで:572
と表示されている。
ステータスポイントをタッチすると項目を選択しろと表示されたので早速、成長の項目を2に上げる。
これで次回のレベルアップの時には2ポイントもらえるはずだ。
次にスキルタブを選ぶ。
残り2ポイントとなってる。
あ、そうか早速先ほど成長を上げたことでこちらのスキルポイントにも反映されたようだ。
ん?あと新しくナイトビジョンの項目が増えている。
洞窟に入ったからかな?
ナイトビジョン:暗闇での視認性向上。
今の所いらないかな?
それより重要な他者ステータス管理を選択して取得。これでアトス達のステータスを管理できるようになるのかな。
残り1ポイントは精密射撃を選択。
みんなは不思議そうにこちらを見ている。
みんなにはウィンドウ画面は見えないので、はたから見ると変なひとがいるように見えるだろう。
「他者ステータス管理をとったから1人ずつ手を貸して」
左手を差し出すとまずはアトスから操作を開始する。
「おぉ!なんだべ?」
どうやら認証画面が出たらしいので(私も見えない)承認を選んでもらう。
ステータス画面が無事表示されたようなので左手を離す。
「どうすればいいだべな?」
「じゃあそのまま上から読み上げてくれないか?」
名前:アトス
年齢:16
レベル:3
生命力16(160)
魔力4(160)
力10(25)
敏捷4(25)
知力3(25)
器用6(25)
幸運5(25)
次のレベルまで:447
ステータスポイントの欄は何もないのですでにレベルアップのポイントは自動で割り振られているのだろう。
レベル3なら本来2ポイント残ってるはずだ。
さらにスキルのタブは交渉、隠密、精密射撃、接近戦、瞬発らしい。
アトスにはクラフトが無いし、自分には接近戦と瞬発が無い。
経験により表示されるみたいだと予想。
まだレベルアップのポイントが貯まってないことを伝え次にマップの操作を教える。
ここにはパソコンもタブレットも無いので初めてのマップ操作にはアトスもさすがに声を出しながら感激している。
最後にクエストの表示を開くとやはり人類滅亡までの表示で声を無くす。
ポルコが何をするのかわからないが、不気味にカウントダウンが進んでいるのは真綿で首を絞められるような感覚といったらいいだろうか、いい気分では無い。
次にヘカトンの左手を握りステータス表示を読み上げてもらう
名前:ヘカトン
年齢:15
レベル2
生命力9(160)
魔力12(160)
力5(25)
敏捷5(25)
知力6(25)
器用5(25)
幸運4(25)
次のレベルアップまで:18
もう少しでレベルアップだね。
スキルも読み上げてもらう。
交渉、隠密、精密射撃、回復魔法
少し少ないかな?
同じようにマップの操作、クエストと説明するとアトスと同じ反応だ。
やはりクエストの欄を見つめておし黙る。
最後にミドーリンを表示。
名前:ミドーリン
年齢:14
レベル:2
生命力6(160)
魔力15(160)
力3(25)
敏捷3(25)
知力7(25)
器用6(25)
幸運18(25)※ラッキースター取得者
レベルアップまで:437
ん?ラッキースター取得者?
ミドーリンに幸運の欄を選んで詳細を読んでもらう。
非常に低確率で生まれながらに取得する。幸運の数値に3倍のボーナス。
つまり実数は6ってことか。うらやましぃ…
スキルは交渉、隠密、精密射撃、攻撃魔法、ラッキースター。
あまりに最後のラッキースターが気になったので読んでもらう。
ラッキースター:1日に一度だけ小さな奇跡を起こすことができる。攻撃のクリティカル、被ダメージの減少、サイコロやカードなど多岐にわたる。発動条件は頭の中でラッキースターを唱える。またこのスキルはラッキースター取得者のみのスキルになります。
ミドーリンはラッキースターのスキルに満面の笑みを浮かべている。
アトスとヘカトンと私はやれやれの表情だ。
普通こういう特殊なのって転生者についてこないですかね?
次回へ続く。