表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でクロスボウ無双する話(仮)  作者: えんえん
序章
PR
27/43

ベローチェ

え、持ってくんすか?

「前回の流れだと諦めるって流れでしたよね?」

「前回ってなによ」




ミドーリンが斧と格闘している頃

統括悪魔ポルコは、偵察に出している闇落ち勇者の事はすっかり忘れていた。



ここで悪魔達のことを説明しよう。

通常の悪魔は現実世界に干渉できない。しかし、現実世界から召喚ないしそれに類する形で呼ばれた場合は活動可能になる。ここでも制約があるので簡単ではないのだが。

召喚の代償で魂を要求されるという話は聞いたことがあるだろう。これは人間の魂は悪魔の格付け(より上位の存在)になるのに必須の為この話が有名である。

しかし、中には魂ではなく現実世界への実体化を要求してくる悪魔もいるのだ。

この場合悪魔も退治される可能性があるので、危険を冒してまで実体化をする悪魔は珍しい。

実体化した悪魔はどうなるのか?

そう、大体は人間に見つかって退治される。

しかしもし万が一、生き残った場合はどうなるのか?

デーモンはアークデーモンに、更にデーモンロードに進化していくのである。



この統括悪魔(デーモンロード)とは一体何なのか?

悪魔はデーモンと呼ばれ、大半はこのデーモンと、その上位種アークデーモンで構成されている。

それを統括するのがデーモンロードである。デーモンロードに進化するには気の遠くなる時間と魂が必要になる為、数はほとんどいない。構成率でいうと0.0001%以下になる。

しかし力はあるが、魔界との通路を作るほどの力は無い。


だが更に膨大な年月や、特殊な人間の魂を大量に手に入れることで更に進化が可能になる。

ルシファー、サタン、レヴィアタン、ベルフェゴール、マモン、ベルゼブブ、アスモデウスなどは有名な最上位悪魔として有名である。

この最上位悪魔達は実体が魔界にありこちらへの干渉がほぼできないのだが、現実世界でデーモンロードから最上位悪魔へ進化できた場合は話が別になる。現実世界から魔界への入り口を作れるのだ。

完成した暁には現実世界は半日とせず悪魔達に蹂躙されるだろう。数も質も何もかもが桁違いな悪魔達が現実世界に押し寄せてくるのだ。



ポルコは現実世界への実体化して生き延びデーモンロードまで進化している。そして転生者の成長した魂を集め終わろうとしている。


ヒロはそういった魂の1つであり、すでに何百と集め終わった魂のうちの1つにすぎないのだ。

ポルコは今まで通り転生者を呼び寄せてある程度成長したら狩る。もう何百年も繰り返し最終段階は目の前に迫っている。



ポルコは部下を呼び寄せた。

「お呼びでしょうか、ポルコ様」

「うむ。そろそろ転生者が来る頃だ。きたらわかっているだろうな」

「はい、もちろんでございます」

「そういえば特徴を伝えていなかったな。黒髪、黒目でヒロシとかいったな」

「……え、黒髪黒目でございますか?」

「そうだ、そのまま任務を遂行せよベローチェ」

「…はい」


ポルコの元を離れ迷宮に戻る。

(まさかヒロが…転生者…)

ベローチェのお気に入りであるヒロがターゲットであることは間違いない。

しかし、ヒロに対して初めての感情に対してどうしていいか戸惑う。

恋や愛とは別の感情なのだ。

ヒロに支配されたい、自分を服従させて欲しい。

そんな気持ちが吹き出してくるのを抑えられない…

上位種のポルコからくる服従は義務的な感じなのに対して、ヒロからくる感情は服従されたいという、歓喜に近い欲求であったのだ。

「あぁ…ヒロ様…」

つい口走ってしまう。


「ベローチェ?」

迷宮内でばったりとヒロに出逢う。


ヒロの声に、ベローチェは完全にアークデーモンとしての矜持を忘れ、瞳をトロンとさせるのだった。


次回へ続く。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ