戦うパン屋さん参戦
お詫び
先ほどミッフィが次回は迷宮に行くと言っていましたが……まだ行きません。
もう少しこの水の都でイベントがあります。
この度は謹んでお詫び申し上げるとともに…
ミッフィ「堅い話は苦手なの〜」
お前のせいで謝っているんだろうか!
ミッフィ「そんなの知らないの」
ああ、ミッフィハウスに入っちゃた…
では本編へ〜
次の日、自由行動ということで町を散策しようと思っていたのだがミドーリンに捕まる。
「ねえ服買うのにつきあって」
「まあいいけど、なんで大都で買わなかったんだ?」
「だってあそこ高いじゃない。普通の服が30アデルもするのよ?」
まあわからんでもない。現代価格で3万円てとこか。
服屋の目星をつけていたのだろう、ドゥンドゥン進んでいく。
カランコロン
「いらっしゃいませぇ」
店員は挨拶だけでカウンターからは動かない。
日本だと店員が近寄ってきてこれはいかがですか?とかよくお似合いですよとか
あれ、好きじゃないんだよね。買った後に後悔することが多いのは俺だけではないだろう…
ミドーリンが薄い緑色のワンピースみたいな服を手に取っている。
「なあ、魔術師みたいなローブ買うんじゃないの?」
「だって今のローブ、オシャレじゃないんだもん」
肉を貪り食い、お酒を飲んであばれるちゃん、今更オシャレ気にするんかい
あ、ワンピース買っちゃった。
着替えた後、ニコニコこっちに戻ってくる。
ここでミドーリンの装備品を再確認。
頭:ミッフィハウス(とんがり帽子)
体:緑色のワンピース
メインウエポン:新型クロスボウ改
サブウエポン:旧型クロスボウ
もう魔法使いの要素ほとんど無いや…
いいんだろうか
その後ミドーリンの食欲を満たすべく買い食いに付き合わされたり、グリーン迷宮の情報収集をしながら夕方に宿に戻る。
月亭に入ると一階のテーブル席にみんなが座っている。
んテーブルいっぱいにパンが置いてあるが……
「ここは月亭ではなくムーン亭と呼ぶそうだべ」
どーでもいいわ!
隣に座ってるパン屋の制服の女の子誰よ
金髪ロングで長身のスレンダー系に顔はおっとりとしながら美人である。
「ヒロさん、ミドーリンさんよろしくね。エリシャです」
「よろしく〜」
「は、はいよろしく」
ミドーリンはさっさと座り、トウモロコシのパンを見つけると食べだす。
「とふぉろで、ふぉのふぉわ?」
ハムスターのごとく口いっぱいに頬張りながらしゃべりだしたのを引き継ぎ
「ところでこの子は?」
「ああ、ヘカトンが連れてきたのよ」
ミニーマムが自分の時と同じねという顔をしている。
「なあヘカトンさんや。わかってるよな」
「な、なんでございましょう。ヒロさん…」
「メンバー増やす場合みんなで相談しようとあれほど言ったよね?」
「だかしかし!」
そのアニメは始まる前に死んじゃったんだよ駄菓子屋の話だっけ…
「あらあら、うふふ」
エリシャさんは笑ってる
「エリシャさん一緒に冒険するの?」
食べ終わったのかミドーリンが再度確認すると
「ええ、パン屋は父の手伝いでやってただけだから。冒険ってしてみたかったのよ。楽しみだわ。ありがとねヘカトンさん誘ってくれて」
ヘカトンは幸せそうに照れながら、パンをモフモフ食べている。
この流れでヘカトンとエリシャがくっつくなら、残った俺とミドーリンがくっつくのか?
いや、無い無い!この食い意地が張って、酒飲んで暴れて泣いて色気の欠片もないミドーリンは対象外だ。
隣に座るミドーリンは何?という感じで見返すと、トウモロコシのパンをあげないわよ!とポッケに無理矢理詰め込みはじめた。
次回へ続く
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