主人公餅で死す。
「よし完成」小泉洋はいつものように出来上がった作品を机の上に置いた。
休みの日はマイガレージで色々なものを作る。
イメージから図面へ、そして加工して調整の繰り返し。
今ではお金さえあればなんでもできると思う。多分
お腹が減ってることに気がつき母屋へ移動。
冷蔵庫の中から正月にもらったお餅を出し、電子レンジへ。
醤油と海苔、そしてミネラルウォーターをこたつへ
「チン」
テレビを見ながらお餅を食べ始める。
「ん、ん、んーーー!」
お餅が喉に…慌ててキッチンで水道水を出すが出てこない。
(凍ってる!)
冷蔵庫を開けミネラルウォーターを探すが無い!こたつの上だ!
這いよりミネラルウォーターに手を伸ばす辺りでブラックアウト…
(おぃぃい!死んじゃったよ)
しばらくすると羽が生えてる赤ちゃんが降りてきた。
(さて、問題です。鎌倉幕府は何年にできたでしょう。)
「いい国作ろう…いや、いい箱作ろう鎌倉幕府、1185年!」
(正解したので異世界への転生を選択出来ます。どうしますか?)
「え、異世界?転生?それよりあんた誰や〜」
(気になりますか?ですが禁則事項なのでお話しできませんw)
「なんやて工藤!」
(時間切れのため転送を開始します。それでは…)
「時間切れの説明とか先にしろやー」
再びブラックアウト…
ゆっくりと意識が戻る。
周りは…平屋の石造りの建物が数軒、舗装されてない道路、草原、遠くに森…
ここどこ?
どこやー
次回へ続く。