表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/116

ギルドという施設がある街だ

 翌日、私たちは魔界族さんの村を後にすることにしました。沢山の方々に見送られ、私としては満足ですね。


 ちなみに、養殖の件ですが、私の『創造せよ、至高の晩餐(メーカーオブマグナト)』に頼りきりではいつか限りが出ます。それ故、彼らなりに努力するように忠告させて頂きました。


 養殖のメインを『創造せよ、至高の晩餐(メーカーオブマグナト)』に頼っていては、無意味ですからね。


 それならば、さっさと現物を渡した方が早いですから。


「おい、君次。次はどこに行くんだ?」


 ナルさんが問うてきます。彼女は最近お洒落に目覚めたのか、櫛で髪を梳かしながらのお言葉でございました。


 出会った当初はぼさぼさだった髪も、手入れがされることにより潤いを取り戻してきております。


 彼女の無気力や諦観癖もかなり鳴りを潜めてきましたね。素晴らしい兆候でございます。


「そうでございますね。できれば」


 私はマグさんへと視線を移します。そこには可愛らしい猫耳さんがいらっしゃいます。


 魔界族。

 メルセルカに差別されている種族であり、メルセルカを差別している種族でございます。


 ですから、できれば両者の仲がよろしい場所がよろしいですね。でなければ、マグさんを店員にできませんし。


 私が店長できませんし。


 まあ、最悪、私は店長でなくてもよろしいですしね。


「ああ。なら、良い場所があるぞ」

「では、そこで!」

「話は聞かなくて良いのか?」

「私はナルさんを信用していますし、まあ、話を聞いたところでわかりませんからね」


 そう告げて、私は行き先を尋ねます。

 どうせ、道はナルさんの魔法で一瞬ですからね。


「ギルド都市ラピーセル。ギルドという施設がある街だぞ」


 なるほど。

 次の行き先が決定致しましたね。


 しかし、ギルドですか。楽しみです。一体、どのような場所なのでしょうか。


 全ての人を幸せにすることは困難でも、少しくらいの人は幸せにはできます。


 私たちとマグナトがどのくらいできるかは不明ですけれども、まあマグナトですからね。きっと全てをお救いになられるでしょう。


 私たちは揃って歩き出しました。

繋ぎ回なのでかなりかなり短いです。申し訳ありません!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ