【練習法】小説書きとしての能力を把握しよう
「プロ作家なんて大したことない」なんて豪語する素人はよくいる。だから自分でも小説で成功できるはずだ、と。
けど、それって本当かな?
「メタ認知」という言葉がある。つまりは自分が他人からどう見られているかを想像する能力。このメタ認知能力に欠けていると、自認と評価とが食い違うことになる。
自認と評価とがズレると悲惨だ。
俺様はもっと世の中で賞賛を浴びてないといけないのにー! と世を恨んで闇落ちさんになってしまう。
というわけで、ちょっと遊び。小説能力の客観的な自己評価をしてみよう。
ステータスは、文章、ストーリー、発想力、知識量の四つとする。
これら四つのステータスに、五段階評価で点数をつけてみよう。
1はど素人。
3はようやく人前に見せられるレベルのマニア。
5はプロ並み。
6からは達人で、10は世界トップクラス。
なので5まで、ということにしておこう。6以上あったら、とっくにプロになっている。
で仮に合計12以上でプロに手が届く実力者ということにしよう。
さて、あなたの力量は本当にプロ並みになれたかな?
もちろん小説能力なんて本当なら、点数で測れるものではない。ボクなんかは、各能力がバラバラで噛み合わなくって苦労してる最中だし。
ただよくいるじゃん。「自分は本気でやれば」みたいな人。
けど本気なら最低限、自分のステータスくらいは上げとこうよ、ということよね。
そして、これまたよくある話。人間関係があれば、SNSでの評価を上げられる。そうすれば書籍化だってあり得る! と思い込んでいる人。
でその後はどうするんだろ? 書籍化されたら、人間関係なんて通用しない。自分への興味のない、大勢の読者を相手にしないといけないのに。
それとも、自分の作品を褒めてくれない読者を、一人一人探してイチャモンつけるのだろうか。お前の批難を許さないぞ! と。何千何万人もを相手に。
だったら作品の中だけで、何の解説がなくとも、面白さを与えた方がいい。きっとそれがプロの手腕というものだろうし。
それが難しいから、やはりプロは凄いのよね。そこが分からないのは、自認と評価とが食い違っている。自己評価が肥大化した人、ということになる。
だからまずは自分自身を客観的に見つめ、自分の弱さを認める。そうして地道に努力稽古した方が良いんじゃないかなあ。
文章が下手なら、何度も推敲する。ストーリーが下手なら、ノートに書きながら映画でも分析する。
やれば努力も楽しいもんよ?
余談。
ボクは描写なら自信あるマンだったのだけど、ストーリーがヘボだった。なのでストーリー力を徹底的に鍛え直した。そうして、やっとストーリーに自信を持てるようになった。
けど気づいたら描写が下手になってた。ストーリーと文章とが噛み合わない。全く違う二つの思考を同時に行うことができてない。
……本当に小説って難しいね!(心底楽しそうに)




