表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

生きて欲しい

作者: アズキ
掲載日:2026/03/06

自分は妻を3日前に亡くしました。

絶望していました。


食べ物も喉を通らず、自分を慰める周りの言葉すらも聞こえませんでした。


妻のいない人生は暗く、孤独で、生きている意味を見いだせなくなってしまった。


首をくくろうとした時、ふと聞こえてきたのは亡くした妻の声でした。


「何してるの?」


「君と同じところに行くんだよ。そうすれば、また一緒になれる。」


「私は、好きで死んだ訳じゃないよ。最後まで生きようとしてた。あなたと一緒にずっといられなかったけど、頑張ったんだよ。」


「ありがとう。それは分かってる。でも、君が恋しいんだ。」


「私ね。死んだから、あなたにも死んでこっちに来て欲しいなんて思わないよ。生きていて欲しい。私が生きられなかった分まで。1人で諦めようとしないで。私も諦めなかったんだから。」


そこで妻の声は聞こえなくなった。

いつの間にか自分の目からは涙が溢れていました。


「ごめん…そうだよ。1人で諦めようとしてた。頑張ってくれてたのに、自分だけ楽になろうとしてた。」


もう一度生きてみようと思えました。


この先、家族を失うことはあると思う。

事故でも、病気でも、寿命でも。


でも、空に行った時、自分に「死んで欲しい」とは思わないはずです。


だから、大切な人を失ってしまった時は、悲しみを乗り越えて、その人の分まで生きてあげて欲しいのです。


あなたの大切な人なら、必ずあなたの生きる道を応援してくれるはずだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ