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メモ(おとちが)  作者: riyo
リコリスと花 編
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君の気持ち、俺の決意 -side フリージア-

ーー俺に光を与えてくれた人





俺の特別な人






そんな感情だけ、ずっと持っていた





彼女から彼女自身の話を聞くまで‥ずっと‥





リコリス(彼女)は全て知っていた




俺の本当の家の事情から彼女自身の事まで




その事は本当に驚いたが




けれど、何処かで自分自身も気付いていたのだろう




俺は自分で想像していたよりも驚かなかった





ああ、それで俺の側で寄り添ってくれたのか、と




やっぱり思った通りの優しい人で




俺は安心したのかもしれない




そんな彼女は泣きながら俺に言う




ーー好きだから、助けたい と





俺を好きだから母さんも父さんも

彼女にも幸せのまま救える方法があるのだと



その為に母さんと父さんを

説明させないといけない事と



彼女の母親を、憑姫にさせて殺させる事も



きっと魔物は母さんだから抑えられているのだと




母さんには国の中でも1番"魔"の力が強い




その次が父さんで、その力を

引き継いだのは俺だった




けれど、魔の力の弱かったアイシャ姫の子の

プルメリア様は並の"魔"を持っている事から

彼女も同じぐらいという事も知っていた




だから、憑姫となる予定の彼女を

救えない手がないのかと、ずっと考えていた





母さんも救えて、彼女も救える方法を




だって彼女は母さんより魔が弱いから

魔に取り込まれて自我を無くし死んでしまうだろう



けれど母さんも、元々に持っていた魔が尽きかけて

自我を失いかけつつある



自我を保っているのは父さんのお陰だ





何かリコリス(彼女)を救う方法を




そう考えていた時に彼女から呼び出された



そして彼女自身から提案されるとは思わなかった




けれど、もし、彼女の言葉が本当なら?




俺は、どれだけ幸せなんだろう




こんな、俺を




"魔"を使い、いつか彼女の姉を殺そうとした俺が




幼い頃に魔を何回も殺して

罪を犯してしまっている俺自身を



彼女は知っていて受け入れてくれるなら



どれだけ、俺は"幸せ"なんだろうか?



ああ、これが、きっと"好き"で



決して手に入れていけない感情だとしたら



俺は父さんから怒られてしまう



感情を持つ事を父さんは嫌う



復讐だけが、俺の持つ運命で

生きる意味だと父さんが言ったんだ



けれど、俺は人形じゃない




俺は、彼女を選びたい




彼女を死なせたくないから




きっと父さんには怒られるだろうけど






けれど俺は、決意した
















ーー俺らしく生きよう と








彼女が自身の過去も伝えて

偽りの姿から自分らしく生きようとしたように






俺も俺らしく生きたい







願わくば、彼女が受け入れてくれる人になりたい





全て失っていた俺に感情を取り戻してくれたから






俺が俺らしくなれた人だから






だから、俺は






大切なのを守る為に、行く事にする








彼女を死なせたくないから






母さんを救いたいから





そして、自分自身の為に‥‥‥‥





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