君に伝えて、答えを探して
ーー私は選択した
後悔しない選択を確かに
私はプルメリアに説明と説得をして
なんとかフリージアを
部屋に呼んで貰った
フリージアには椅子に座って貰って
しばらく、お互いに黙っていたのだが
最初に声を出したのは私だった
「あの、急に呼んでごめんなさい
私、ずっとフリージアさんに
話したい事があって、今日は
プルメリアに頼んで2人にして貰いました」
「‥‥そうか」
「実は、私、"転生"しているんです
此処とは違う別の世界の記憶があり
この世界の事も、貴方の事情も
全て知っています」
「……っ、悪かった‥でも‥分からないんだ!
俺は、俺は‥どうすれば良い?
君も母さんも救いたいんだ!
でも‥俺は、プルメリアを殺そうと計画してた
だから‥俺には救えないんだ‥大切なのに‥」
「そんな事はありません
私は、自分も貴方のお母さんも
救う方法を一つだけ考えました」
「!?それは何だ⁈」
「‥私の母、アイシャ姫に魔物を渡す事です
母さんを絶望させて、この世界から消します
私とプルメリアの力で魔物ごと」
「……君は、それで良いのか?」
「母の存在を知ったのは
転生してから分かってましたから
それに、私は"母"とは思えないんです、あの人を
私にとって、母は貴方の、お母さんなんです
少し縁があって、貴方の母親に会いました
私の父が好きだった人を初めて見て
凄く‥お似合いだと‥そう思いました」
「……父さんに失礼だが
調べて聴いた限りではコウさんとアリシアさんは
仲が良くて‥お似合いとも言われてた
それこそ、あの出来事が無ければ
2人が結婚して付き合っていた‥だろう」
「ええ、私も‥そう思います
‥でも私は母の行動に感謝してるんです
こうしてフリージアさんと出会えたから
私にとってフリージアさんは特別なんです
だから、だから、私と
一緒にアリシアさんの所に行って
協力して欲しいんです、ハクさんの説得を」
「……俺が‥か?」
「‥はい、私、好きなんです‥フリージアさんの事
好きだから一緒に行って
一緒にアリシアさんを幸せにしてあげたい
もちろんハクさんも
‥父さんには少し申し訳ないけれど
私はフリージアさん達に復讐じゃなく
幸せを感じて欲しい、願うなら私の手で」
「……なっ!///
君は思ったよりもカッコよくて
行動力のある人なんだなっ‥//」
「私、ずっと過去に縛られてました
私の世界で此処の出来事を知ってたから
余計に色々と抱えて頑張ってきたけど
もうすぐ、もうすぐで終わるから
クリスに言われて自分らしく生きようと思って‥
でも少し恥ずかしいです//私も//
こんな事、以前では出来なかったから
だからこそ、後悔のないように
私は貴方に告げました
告白の答え、今には出せないと思います
けれど、もし、共に来てくれるなら嬉しいです」
「‥ありがとう、少し考えさせて貰う」
「今、私が決めている最終のメンバーは
サルビア、アンシャンテ、アヤメ
あとハルジオンです
貴方が来て、共に私と戦ってくれるなら
私‥貴方を頼りたい‥です‥」
「‥‥っ‥‥いや
これは決めてから、だな
では、答えが出せてから、だな‥」
「大丈夫です
どんな答えでも私は覚悟してますから」
「……」
フリージアは少しだけ困った顔で
笑いながら部屋から立ち去った
(‥‥はぁ‥緊張しちゃった‥
初めて好きになって、こんな告白なんて‥
以前の"私"なら思わなかったけど
好きを伝えるって難しいな‥)
フリージアが良い答えをくれる事を願いながら
私は思わず深く溜息をつく
これで、もう後悔はしない
後悔しないで自分らしく生きると
そう誓ったから、そう決めたから
彼が答えを探し終えるまで
私は待ち続けるのだった‥




