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メモ(おとちが)  作者: riyo
リコリスと花 編
79/204

選択、好きの答え

クリスが「好き」を分からないと言ったけれど


私も同じように「好き」が分からなかった


特別が分からなかった


だから私が友達を作る事すら難しかった


一緒に遊んで、話して


そうして"友達"になる人は沢山、いて


けれど私は前世で沢山の友達達や人に裏切られた


見捨てられた、嫌がられた、理解されなかった


私は必死に大好きな人と仲良くしたいだけだ


それが多分、相手には迷惑で


きっと嫌だったのかもしれない


友達を作るのが嫌になったのは中学の時


当時に、少しのキッカケで始まったイジメは


私の心を強く壊してしまった


もう小学生の物心がある時から


壊れかけていた心を私は中学で失った


友達を全て、中学で失った


先生にすら勇気を出して助けてと告げたのに

けれど先生は私の事を助けてくれなかった


それが嫌で高校は誰も行かない場所に行きたかった


願いは叶い、私は中学の頃を知らない人が

集まる高校に入学し、友達を作れた


独りぼっちだった私を


見つけて声を掛けてくれた友を


私は、最初で、最後に信頼しよう、と思った


大好きで、大好きなのに、バラバラとなった


けれど唯一、可愛くて優しくて

私に似た彼女だけは側に居てくれた


それが嬉しかった


亡くなる前に、連絡の取れる友人の中で

私が手紙を書いた友達と思えた1人だった


この世界で、転生した事を知って

最初に過去の友人として思い出したのは彼女だった


きっと彼女に良く似たアヤメが居たからだろう


けれど、友達の「好き」以上を

私は知ることは無かった


けれど、フリージアに出会えて変わった


最初はゲームと違って、凄く暗くて

世界すらを壊しそうな顔をしていた彼の顔が


段々と明るくなって打ち解けてくれた様子が

本当に嬉しいと思えた


以前から私は、お節介な人間だったから

色々と友達に迷惑をかけていると思ってた


けれど、彼は、私の全てを受けとめてくれて

嬉しいとさえ言ってくれて


彼が、ゲームとか以前に推しだったとか

そんな事が関係なく大好きになった


クリスも同じく、私の全てを受けとめてくれて

私の理想的な人だった


けれど


私が生涯を、ずっと側に居たいと考えるのは


フリージアだった


‥ずっと分からなかった


クリスもフリージアも、確かに「好き」だったから


私の中で答えが出てなかっただけで


無意識で、笑顔にしたくて


ずっと一緒に居たいと感じるのはフリージアだ


だから


こうして答えを導き出すことが出来て良かった


クリスには申し訳ないけど感謝しかないのだ


けれど選択して答えは出せたから

私は返事はしないといけない


それが私の出した選択の答えなのだから


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