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メモ(おとちが)  作者: riyo
リコリスと花 編
6/204

フラグを折ったので改めて考える

前回はフラグを折らなかった事を

少しだけ悔やみながらも

友達が出来たので嬉しいとは思う


回収してしまったのは仕方ないので

諦めて私は改めて

ゲームのエンディング分岐を思い出していた


大まかに分けてエンディングは3つ


*ハッピーエンド


*ノーマルエンド


*バッドエンド


そこから好感度によりエンディングが分岐して


ハッピーエンドは友情ハッピーエンドや

大恋愛ハッピーエンドに分岐する


ノーマルエンドでは

共通ルートと呼ばれる個別ルートに

分岐する前の、どのキャラでも通る共通の物語がある


つまり、誰も選ばないまま終わる普通のルートの

エンディングも存在するし


バッドエンドでは友人バットエンドとなれば

個人ルートに進んだが友達止まりだったり

時には攻略している相手と結ばれなかったり

主人公・相手が死んだりと様式は様々で


ハッピーエンドでバッドエンドのような

鬱シナリオ(所謂、片方が死ぬルート)になったり

ノーマルエンドでも死ぬルートがあったり‥


ハッピールートだからと言って

幸せになる訳ではなかったりと‥


色々と攻略が難しいキャラも居たりして

ゲームとしては面白い要素が沢山あったのだが

今は我が身、恐ろしくて仕方がない


ちなみにリコリスの花、リコリスと花では

ハッピーエンドよりもバッドエンドが

人気だったりする


特に"リコリスの花"はバッドエンドが人気だった


そりゃ女の子と結婚するより

男の子と結婚して

終わるゲームの方が面白いからだ


だからこそオマケだったけれど

ファンディスクの[リコリスの花]は人気だった


リコリスの花ではファンディスのみ

男性攻略可能だったが様々な人に需要は良かった


その理由の1つは全フルボイスかつ

恋愛ルートになると耳元で囁かれるという

乙女達には堪らないダミーボイス付きだったから


主人公以外の登場する全キャラクターがフルボイスで

勿論、主人公をリコリスとは呼ばない


[リコリスの花]では攻略キャラである女性陣の

豪華で可愛らしい声達が聴けていたが

サブキャラとして登場していた男性のボイスは

フルボイスではなかったし声も無かったのだった


理由は簡単で[リコリスの花]が

百合ゲームだったからである


元々、百合ゲームだったのを

摩訶不思議な乙女ゲームという

新しいジャンルで発売されたファンディスクでは

サブキャラクターとして登場していた男性キャラにも

豪華でカッコいい声が付き今までの全台詞が

フルボイスとなった


追加されたファンディスクが好評で人気になり

PC版の[リコリスの花]が乙女ゲームとして認識され

人気となり声優陣は同じままで

サブキャラクターで攻略が出来なかった男性キャラも

攻略が出来るようにして全フルボイスで発売された

(もちろん対象年齢が変わる事でゲームの内容が

大きく変わるのだが‥)


それを知ったリコリスの花のファン達は

ファンディスクのみだった男性キャラクターの

攻略を目当てにしながらも

豪華すぎた両方の声優陣を楽しみに

家庭版の[リコリスと花]を購入してプレイする


そうして[リコリスと花]は有名となり

世にも珍しい"乙女ゲーム"として

前世の私のようなヲタクにも広まったのだ


対象攻略キャラが

男女含めてスチルも、やり込み要素も強い


フラグが来て折っても幸せになれないかもだし

もしかしたら回収した方が幸せになるかもしれない


私は個人ルートと呼ばれるルートで

好感度を上げそうな台詞さえ言わなければ

基本的に大丈夫だと思ってるので

本番である社交界ではプルメリアを選び

バッドエンドを目指す予定である


クロユリの場合は、今のところ

友人として好きだと思っていると信じてる


まさか本当に虐めを助けて

恋したとか言わないで欲しい


自分の行動も少し気を引き締めつつ

私は他の攻略キャラを探すべく

学校内を散策するのだった‥‥‥‥‥‥

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