さあ演劇(ミュージカル)を
対応が難しすぎるクリスの事は
アヤメやサルビアから気をつけるようにと
もし出掛けるなら、どちらかが一緒に居る形で
対応する方針となった
しかしクリスは普通に
僕と二人だと変な噂されるから?とか
逆に気を使ってくれる時が多く
話している時もフラグを
回収しているような感じの台詞もないし
かと言って好感度が下がっている感じでもない
とりあえずは一安心しつつ
私達は皆で行なっている演劇活動にと
集中することになった
舞台の花形である主演には
アヤメが男性役の主役で
プルメリアが女性役の主役で決まった
私は女性役の主役の友人役に
サルビアは主役男性と元恋人役で
アヤメが演じる男性役は
元女性でトランスジェンダーという難しい役
そんな彼をプルメリア演じる
女性役が好きになるが彼が元女性という事に
苦しみながらも彼を愛していく
サルビア演じる元恋人は男性であり
私達が作るのは"性別"に囚われないという
この世界では当たり前だが
私達が演じる物語では差別いや偏見を
持たれてしまうような場所
転生する前に私達が過ごしていたような場所に
良く似た世界なのだ
そんな世界で彼らが、どう生きるか
歌って演じる歌劇にするべく
私達は必死に設定を考えていた
内容提供はサルビアで
編集とアイデアを私とアヤメがという形で作り上げ
お互いが納得する形で作り上げていく
「問題はミュージカルパートよね
今までは、この世界にある曲だったけれど‥
1から作るってなると
楽器系は全般に弾けるけれど
歌詞なんて作った事なんか……‥ないわね」
「‥そうだね‥私も‥得意じゃないかな」
「私、歌詞ぐらいなら作れるけど?」
「うそっリコリス、歌詞を作れるの?」
「え、うん
楽器系が弾けなくて作らなかったけど
歌詞とメロディー案ぐらいなら
逆に楽器を弾くのは出来ない」
「じゃ私とアヤメは楽器を弾く担当ね
リコリスはミュージカルパートの歌詞を
書いて貰ってもいい?
メロディー案も、聞けば弾けるわ」
「その才能が羨ましい
私は聴いても弾けないし‥
転生して自分の作った歌詞が
実際に曲になるなんて‥幸せかも」
「あら、なら転生に感謝ね
私も楽器は弾けても歌詞は書けなかったから
歌を作る才能は無かったから本当に
宝の持ち腐れだったけど
こうして今、役に立ってるんだから
私も転生に感謝しないと」
「私も‥楽器を弾く担当で嬉しいよ
こうして自分が関われるなんて思わなかったし」
「じゃ、頑張って作りましょう
せっかく作るなら最初から最後まで
全員で共に作らないとね」
「もちろんだよ!」
そうして私たちは三人で
相談しつつ音を鳴らしつつ
なんとか演劇で歌う曲を作り上げたのだった‥




