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メモ(おとちが)  作者: riyo
リコリスと花 編
21/204

彼との会話と我が家の事情

私は今、自宅でレナと2人で、ご飯を食べていた


昼食を食べに町の定食屋に行ったのは良かったが

人が多く彼が私の家でも構わないと

言ってくれたので簡単な料理

(用意したのは味噌汁と唐揚げと

サラダとご飯の[和食]風)だが

美味しそうに食べてくれていた


「お口に合っているようで良かったです

簡単な料理で‥本当に‥ごめんなさい」


「‥いや、構わない

俺が良いと言ったからな‥それに美味しい」


「あ、ありがとうございます

食べてくれる人が居ると作り甲斐があります

家には殆ど私しか居ませんし」


「‥そういえば君の両親は?」


「さぁ?父は母に失望して

私を連れて王都から遠い此処に来たと聴きました

初恋の相手という人を助ける為に

色々と冒険してるらしいですが‥

以前に帰って来ましたから

しばらくは帰って来ないかと」


そう、私の父は裏設定で

アリシアを救う為に動いているらしい


まぁ幼い頃から父から聞いていた話だったので

今更でもあるのだが‥


「‥そう、だったのか

俺の母が君の父の姉なのだが‥母が

最近になって重い病気になってしまってな

伝えてたくて君の元を訪ねたのだが‥

君の父が何処に居るか分からないのか?」


「さあ?この国に居るかさえも知りませんから

数週間で帰って来る事もありますから

もし帰って来たら伝えておきます」


「そうか、ありがとう

‥しかし君は髪色といい、瞳といい

君の父と俺の母に似ているのだな」


あ、来たフラグ

此処で私がお礼を言えば好感度が上がるらしい

‥知らなかったら絶対にお礼を言うわ


ありがとうアヤメ‥とりあえず心の中で拝めるわ


「私、この髪と瞳が嫌いなんです

しばらく帰って来ない、見向きもしない

そんな人と少しでも似てるのが嫌なんです、私」


と言えば好感度が上がらないらしい

本音をいえば良心が痛むけどね


「そうだったのか‥それは‥すまなかった

もし、君の父親が帰って来たら伝えてくれ

今日は貴重な時間をありがとう」


彼は私の言葉に申し訳なさそうにしながらも

家を出て行った


フラグ回避‥出来たみたい?


また後日にでもアヤメに聴いてみよう‥

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