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メモ(おとちが)  作者: riyo
ユイと虹 編
202/204

1ノ塔

1ノ塔を管理するのは12星座の誰だったかな‥


全く思い出せなくて

不安を感じながらも俺は1ノ塔に辿り着いた


「確か星座候補は塔の中に居た筈だよな‥」


星に選ばれた者が入る事が出来る塔を目指し

俺は歩いていく


周りには何も無く塔にと着く道しかなかった


[此処が1ノ塔だよ

候補者は3人‥その中から選んだら良いから]


頭の中でライトの声が聞こえた


「了解‥頑張るよ」


1ノ塔に居た奴すら忘れているけれど

まぁ‥直接に見たら分かるだろ


そんな楽観的な考えで

俺は1ノ塔の扉を開いた


白で左目が紫の右目が赤の

分かりやすいオッドアイを持つ女の子と

薄い黄色の瞳をしたを持つ女の子と

白髪で紫と薄い紫の瞳を持つの女の子が

塔の中で待っていた


「‥あの‥貴方が[星の子]ですか?」


「ああ‥そうだけど‥

1ノ塔の試練は何だ?」


「えっと私たちの中から

本当の星座候補を選ぶ事です」


そう答えたのは黄色のオッドアイの子だ


(‥思いだせ‥俺‥)


[レイル‥僕が知る星座の子は此処に居る

1ノ塔は山羊座で君が最初に行くと言った時に

賛成したのも彼女が此処に居るのを知っていたから

頑張って思い出して!]


(…わかってるんだよ‥ライト‥)


思い出せ‥思い出せ‥


姉さんは1番に試練が簡単な1ノ塔を選んだのは

自分の誕生月だった事、あとは‥


そうだ‥分かりやすいからだ!!


星座の子は必ずオッドアイである


塔の中に居る彼女達は全員がオッドアイだが

1ノ塔の攻略キャラである星座候補は

分かりやすいオッドアイだったんだ


‥だから‥答えは‥


「‥君が1ノ塔の本当の星座候補者だよね?」


そう言いながら俺が指さしたのは

分かりやすいオッドアイの女の子だ


「はい‥やっぱり[星の子]には簡単でしたよね

私はトラゴス‥この1ノ塔を管理してます

彼女達は私の付き人です」


「そうなんだ‥俺はレイル

空に夜を取り戻す為に‥俺と一緒に

他の星座候補達を集めに来て欲しい」


「‥わかりました‥それが私の役目ですから

一緒に頑張りましょう、レイルさん

これからよろしくお願いしますね」


そう言って彼女は俺に手を出して来たので

俺は彼女の手を握って握手をした


やっと1人


本物の星座となる[山羊座]の[トラゴス]が

仲間にとなったのであった‥

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