1ノ塔
1ノ塔を管理するのは12星座の誰だったかな‥
全く思い出せなくて
不安を感じながらも俺は1ノ塔に辿り着いた
「確か星座候補は塔の中に居た筈だよな‥」
星に選ばれた者が入る事が出来る塔を目指し
俺は歩いていく
周りには何も無く塔にと着く道しかなかった
[此処が1ノ塔だよ
候補者は3人‥その中から選んだら良いから]
頭の中でライトの声が聞こえた
「了解‥頑張るよ」
1ノ塔に居た奴すら忘れているけれど
まぁ‥直接に見たら分かるだろ
そんな楽観的な考えで
俺は1ノ塔の扉を開いた
白で左目が紫の右目が赤の
分かりやすいオッドアイを持つ女の子と
薄い黄色の瞳をしたを持つ女の子と
白髪で紫と薄い紫の瞳を持つの女の子が
塔の中で待っていた
「‥あの‥貴方が[星の子]ですか?」
「ああ‥そうだけど‥
1ノ塔の試練は何だ?」
「えっと私たちの中から
本当の星座候補を選ぶ事です」
そう答えたのは黄色のオッドアイの子だ
(‥思いだせ‥俺‥)
[レイル‥僕が知る星座の子は此処に居る
1ノ塔は山羊座で君が最初に行くと言った時に
賛成したのも彼女が此処に居るのを知っていたから
頑張って思い出して!]
(…わかってるんだよ‥ライト‥)
思い出せ‥思い出せ‥
姉さんは1番に試練が簡単な1ノ塔を選んだのは
自分の誕生月だった事、あとは‥
そうだ‥分かりやすいからだ!!
星座の子は必ずオッドアイである
塔の中に居る彼女達は全員がオッドアイだが
1ノ塔の攻略キャラである星座候補は
分かりやすいオッドアイだったんだ
‥だから‥答えは‥
「‥君が1ノ塔の本当の星座候補者だよね?」
そう言いながら俺が指さしたのは
分かりやすいオッドアイの女の子だ
「はい‥やっぱり[星の子]には簡単でしたよね
私はトラゴス‥この1ノ塔を管理してます
彼女達は私の付き人です」
「そうなんだ‥俺はレイル
空に夜を取り戻す為に‥俺と一緒に
他の星座候補達を集めに来て欲しい」
「‥わかりました‥それが私の役目ですから
一緒に頑張りましょう、レイルさん
これからよろしくお願いしますね」
そう言って彼女は俺に手を出して来たので
俺は彼女の手を握って握手をした
やっと1人
本物の星座となる[山羊座]の[トラゴス]が
仲間にとなったのであった‥




