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メモ(おとちが)  作者: riyo
リコリスと花 編
10/204

仲間が出来ました

私はサルビアに案内され

劇のシナリオが置いている倉庫にと来ていた


「此処です

これが先程に言っていた

女の子が女の子に恋をする話です」


そう言って受け取り

タイトルを見て衝撃を受けた


何故なら、その纏められたシナリオに

書かれていたタイトルが

[リコリスと花]だったからだ


「ええ!?」


「あーやっぱりね

私と"同じ"人ねー驚いてるって事は

貴女も、これ、"知ってる"のよね?」


先程までとは違う口調に変わったサルビアに

少し驚きながらも私は彼女の言葉に


「え、あ、うん

って事はサルビアさんって‥」


「そうね、転生者よ‥私もね

貴女も転生仲間みたいね

ホント、変な所にお互い転生したわよね‥」


と言いながら彼女は溜息をした


「‥‥まぁ、少しだけ待っていて

私、クラブの人達に少しだけ話してくるから」


サルビアは、そう言うと出て行き

しばらくして帰ってくると椅子を二つ持って来て

片方を私に差し出すともう片方に腰掛けた


「安心して、大丈夫だから

他の人には劇のシナリオの作り方を

教えて来ますって伝えて

入って来ないように言ってるから

‥で?以前の貴女は日本人なのね?」


「はい、そうです、サルビアさんも?」


「サルビアで良いわ

そうね、日本人よ、ついでに以前の私は

舞台をやっていて、そこそこ有名だったの

で?以前の貴女は?」


「普通にゲーム好きなヲタクの一般人ですよ

以前は一般事務とかをしてました」


「あっそ、女の子と恋愛とか嫌でしょ?

貴女の場合は主人公だからね

異性だと私の弟のサングリアはどう?

私は別に構わないけれど」


「まさか、私はゲームではフリージアが好きだし

転生してからも変わってないから

それでサルビアは?誰がゲームでは好きだったの?」


「私はアンシャンテ

白髪が尊い‥良いわ、生で見れて」


「あの、気になってたんだけど

さっきと口調が変わってるよね?

流石は舞台に立っていただけあるなーって思って」


「そう?普通よ普通

口調は、そうね、私もヲタクだもの

私が好きな金髪キャラを真似てただけで‥

こっちの方が素だし、でも安心したわ

貴女と百合恋愛は嫌だったから」


「私も嫌なのでフラグ折りたいんですけどね

最初のフラグは折れなかったんですよ」


「ああ、クロユリ?もしかして助けちゃったの?」


「‥助けました、でも

友情バットエンドフラグで話してたから

別に良いかなって‥」


「貴女ねぇ〜ハッピーエンドフラグにも

助けた時に一目惚れ、かつ

話しかけたかった‥という言葉を忘れたの?」


「まぁ、今なら大丈夫かなって‥

あと何故かプルメリアに好かれてるぽくて

私的にはフリージアに近づく為に

話しかけたんですけど‥」


「貴女、話しかけちゃったの?

設定で1番ヤバイ、あのプルメリアに?

もしかして設定本を知らない?買ってないの?」


「設定本なんて買ってないし知らないよ

でもPC版はプレイしたよ」


「‥あ〜、あのグロいPC盤したの?

私もプレイしたけど、此処は

PC盤じゃなさそうで良かったわ

アレは嫌よ、絶対にね‥‥グロいしヤバイわ」


「何せPC盤の指定年齢は‥」


「「CERO-Zだから」」


「PC盤は置いといて

設定本を読んでないなら気をつけなさいよ

私も見守ってはあげれるけど

クラスは違うからね」


「フォローしてよ!

あ、サルビアは設定本を読んでるんだよね?

ならフリージアの所属するクラブも知ってます?」


「‥ああ、彼ね、彼はコーラス部よ

基本的にプルメリアと一緒に居るからね

協力はしないけど相談相手ならしてあげるわ

まぁ頑張ってフラグ回避しなさい」


「なんて他人事なんですか!!

貴女もリコリスになればいいのに!!」


「そりゃ、最初に思い出した時は

何で女の子と恋愛なの?とか

もしかして主人公は女の子好き?とか

色々と考えちゃったけど

貴女と出会って貴女が私と同じ転生仲間と分かった

で、好きなキャラも違うって分かった

‥何も心配する事は無いじゃないの?」


「そうですけど!」


「この世界に転生したお陰で

私はアンシャンテに出会えたのだし

少しは感謝してるのよ?

それにヲタク仲間も以前は居なかったから

少し嬉しいのよ

ま、お互い転生仲間として仲良くしましょう

アドバイスもしてあげれるわよ、私」


「ううっ、まぁ助かります

私はゲーム内容しか知らないので」


「ええ、今後もよろしくね?」


「はい」


こうして私は恋愛関係では無く

共に同じ境遇でヲタク仲間の

サルビアが友人になったのだった‥‥

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