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短編小説

むかしむかしうらしまはたすけたかめにつれられて

作者: 黒田明人

そのうち気が向いたら描写の予定です。

改定)今はこれが限界なのじゃ。

 

今日も漁に出ようと思い、浜辺に行くと亀が子供たちに苛められておった。


可哀想じゃと思うての、わしはそれを助けようと思うたのじゃ。


子供らに小遣いを渡しての、そのような事は止めるように言うたのじゃ。


そうしたら言う事を聞いてくれての、亀は喜んで海に帰ったのじゃ。


それから数日後の事じゃが、わしが海で漁をしようと思うたら、いつかの亀がおったのじゃ。


なんでも竜宮城というところに勤めておると申しての、あるじからのお礼じゃと言うのじゃ。


一度は断ったのじゃが、どうしてもあるじが会いたいと申しておると言われては致し方あるまい。


なのでわしは亀に承諾をしたのじゃ。


背中に乗ってくれと言われての、わしは素直に乗ったのじゃ。


そうしたらそのまま海の中に入ると言うではないか。


わしは息が出来ぬと言うたのじゃが、その心配は要らぬと言われたのじゃ。


確かに海の中じゃと言うのに苦しくも溺れもせぬ。


なれば良かろうとそのまま亀に連れて行かれたのじゃ。


久しく見ない海の中の様相はの、ほんに綺麗じゃった。


そうして竜宮城という処に着いたのじゃが、これがほんにきらびやかでの。


城のおなご連中も綺麗な者達ばかりでの、わしは気分が浮き立つようじゃった。


乙姫と言われる亀のあるじは更にも増して綺麗での、そのようなおなごがわしに深々と礼をするのじゃ。


そうして宴会では酌をしてくれるのじゃ。


わしはそれがほんに嬉しゅうての、ついつい長居をしてしまったのじゃ。


それはそれは夢のような時を過ごしたのじゃが、帰る時に箱が渡されたのじゃ。


そしてその箱の中には……丸いボタンが1つあったのじゃ。


なんのボタンか分からんが、わしはそれをどうしても押したくなっての。


つい、押してしもうたのじゃ。


そうしたらわしはこんな姿になってしもうた。




































「おじいさん、またVR童話をやっていたのね」


そうじゃったの、わしは元からじいさんじゃったな。

 

ログアウトボタンだったようです。

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