北東戦線
かねてよりこの世界の北東地域は治安が悪く、多くのテロリスト達が本拠地にしていた。
そして、そこのテロ組織『デラロイン』は、世界のテロ組織の中でも最大最悪の規模であった。
デラロインはビスケッティアと南西同盟が熾烈な戦闘を繰り広げていて、北東地域に目が行っていないのを
いい事に、勝手に北東地域の島々を領土とし、『デラロインズ共和国』
を建国してしまったのである。
しかし、デラロインズ共和国はクッキーズと非常に近い場所だった。
クッキーズは元から彼らテロ組織を壊滅させるため、戦っていたのである。
テロを許さないクッキーズと、テロ組織。
何が起こるかは火を見るより明らかであった。
まずデラロインズ側がクッキーズの領海に侵入、機雷をばら撒いた。
クッキーズの海上戦力はもはや役に立たなくなってしまった。
しかし、それは敵にとっても同じ事であった。
今度はクッキーズ側が攻勢に出た。空爆である。空爆で敵本拠地を一網打尽にする作戦である。
が、それは失敗した。
戦闘機によって迎撃されたのである。そう、デラロインはビスケッティアに支援されていたのである。
事実上のビスケッティアの領土が広がってしまったのである。
そこに突然現れたのが今まで沈黙していた南部ヘラティーズである。
ヘラティーズはデラロインズ共和国を強襲し、突然の事で指揮が混乱したデラロインズ軍兵士を
瞬く間に殺害していった。
こうして南部ヘラティーズが吸収する形でデラロインズ共和国は消滅した。
しかし、南部ヘラティーズがこの後に行ったことが問題だった。